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人気スマートウォッチ&バンド深掘りレビュー 第29回

Geminiとの連携も光る「Pixel Watch 4」を連続レビュー

グーグルのスマートウォッチ「Pixel Watch 4」でGeminiを使ってみたら、期待以上に快適だった

2026年02月08日 12時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集● ASCII

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 世代が進むごとに機能が増え、電池持ちが向上しているGoogle Pixel Watch。昨年10月に発売された最新モデル「Google Pixel Watch 4」では、GoogleのAIアシスタント「Gemini」が快適に使えることも大きなアピールポイントとなっています。従来の「Googleアシスタント」と比べて、どう便利になったのか? じっくり使ってみました。

Pixel Watch

Pixel Watchシリーズの最新モデルを4回連続でレビューします

Pixel Watch 4ならジェスチャーでGeminiを起動できる

 筆者はGoogle Pixel Watch 4(以下、Pixel Watch 4)をGoogle Pixel 10 Pro(以下、Pixel 10 Pro)とペアリングして使っています。ちなみにLTEモデルで、ドコモの「ワンナンバーサービス」にも加入しています。

Pixel Watch

今回はPixel Watch 4 45mmモデルをPixel 10 Proと組み合わせて使用

 Pixel Watch 4は、あらかじめGeminiが使えるようになっています。Geminiを起動する方法は4つです。1つ目の方法が、従来の「Googleアシスタント」と同じように「OK Google」と話す。次に、リュウズの上にあるサイドボタンを長押ししても起動できます。文字盤(ホーム画面)にGeminiのアイコンが表示される場合は、それをタップしてもOK!

Pixel Watch

右側面上のボタンを長押しするとGeminiが起動する

Pixel Watch

文字盤のGeminiアイコンをタップしてもOK

 さらに、「設定」→「ジェスチャー」で「手首をあげて話す」をオンにすると、手首を持ち上げて、ウォッチを口元に近づけるだけでもGeminiが起動するようになります。

Pixel Watch

「設定」→「ジェスチャー」に進み、「手首をあげて話す」をオンにする

Pixel Watch

ジェスチャーの感度と音声の感度をそれぞれ設定でき、画面下部に表示されるインジゲーターのオン/オフも設定できる。感度はそれぞれ最大にすると、小さい動作でも起動し、小さい声にも反応するようになる

 ちなみに、GeminiはPixel Watch 4だけでなく、Wear OS 4以上を搭載したすべてのスマートウォッチで利用可能です。つまり、Pixel Watchの初代モデルでも、OSさえアップデートすれば、GoogleアシスタントがGeminiに置き換わって使えるようになります。ただし、手首を持ち上げて話す操作は、今のところPixel Watch 4だけの特権です。

Pixel Watch

手首を上げて、この画面が表示されたら話すだけ。下部に表示されるインジゲーターが、音声を聞き取る状態であることを示す

Pixel Watch

一定時間が経過するとインジゲーターが消えて、マイクのアイコンが表示される。タップすると聞き取りモードになる

どんどんと続けて質問すると、目的に合った回答を得られる

 GeminiはGoogleアシスタントの進化系とでも呼ぶべき機能です。会話形式の「Gemini Live」には対応していませんが、スマホで使う場合と同じように多彩な用途に使えます。

 たとえば、声で天気や目的地までの道順など、知りたいことを調べることはもちろん、電話をかけたり、タイマーを設定したりと、スマホを操作することも可能。「◯◯◯◯をスペイン語で」「お詫びのメッセージを作成して」なんてことも可能です。従来のGoogleアシスタントは、基本的には一問一答でしたが、Geminiは続けて質問して、知りたいことを絞り込んだり、アイデアを膨らませたりできることに利点があります。

Pixel Watch

ウォッチを口元に近づけて、天気を調べた

Pixel Watch

すぐに結果が表示された

Pixel Watch

晴れだが寒いので、踏み込んだ質問もした

Pixel Watch

明日以降の可能性も示してくれた

 たとえば、目的地までの経路を検索してから、「渋滞は?」と道路状況を確認したり、「途中でランチを食べたい」と、飲食店に寄る経路を調べたりすることもできました。

Pixel Watch

「渋谷に行くには?」と聞いた

Pixel Watch

「Googleマップ」に連携した

Pixel Watch

車での経路と所要時間が表示された

Pixel Watch

地図をタップすると、ナビを起動したり、交通機関た徒歩での経路に切り替えたりもできる

Pixel Watch

ここでは「渋滞は?」と聞いた

Pixel Watch

道路状況も教えてくれた

Pixel Watch

さらに、ランチスポットも調べてみた

Pixel Watch

候補のお店が表示された。お店を決めると、そこを経由するルートが案内された

 思い付いたことがあるときに「◯◯◯◯とメモして」と話すと、「Keepメモ」に保存されるのも便利。メモはスマホでも確認できるので、途中まで作成したメモを保存して、スマホで編集を続けるといったこともできます。

Pixel Watch

メモしたいことを話すだけ

Pixel Watch

「メモ」という言葉をトリガーに、「Google Keep」が起動

Pixel Watch

保存したメモは、スマホとウォッチどちらの「Keep メモ」アプリでも確認できる

 運動をする際は「ウォーキングを開始」などと話すと、「Fitbit エクササイズ」が起動して計測が始まります。一時停止・再開をしたいときにも画面に触れることなく、ウォッチを口元に近づけて話すだけです。

Pixel Watch

「ウォーキングを始める」などと話すと……

Pixel Watch

Fitbit エクササイズの「ウォーキング」が起動。自動でGPSに接続され、計測が始まる

 ちなみに、筆者はLTEモデルを使っているので、Pixel 10 Proを持っていなくても、Geminiを利用できます。Geminiの存在によって、LTEモデルを選ぶ価値が大きくなったように思います。

自動で返信候補を表示するスマートリプライは
さらなる進化を期待したい

 Pixel Watch 3以降をPixel 9以降のスマホに接続させた場合は、「スマートリプライ」も利用できます。これはGeminiとオンデバイスAIを用いた機能で、受信したメッセージに対して、AIが内容を判断した上で返信文が提案されるというものです。キーボードを表示させたり、音声で入力して返信することもできますが、素早く返答したいときには重宝しそうです。

Pixel Watch

スマートリプライは、メッセージの内容によって、返信文の候補が変わる。会う日時を相談している場合は……

Pixel Watch

このような選択肢が表示された

 なお、スマートリプライはGoogleのメッセージだけでなく、「WhatsApp」にも対応しているようです。ここはぜひ「LINE」への対応も期待したいものです。

 筆者は歴代のPixel Watchを使った経験があり、これまでにも「OK Google」と話して天気を調べたりしていました。しかし、Pixel Watch 4ではジェスチャーによって「OK Google」と言わずに済み、音声アシスタントが一段と使いやすくなったように感じています。周囲に人がいる状況で「OK Google」と言うのは、なんとなく恥ずかしいし、だからと言って、小さな声では反応してくれなかったり……。

 Pixel Watch 4では、手首をあげると言っても、勢いよくする必要はなく、時刻を確認するように、さっと顔に近づけるだけで反応してくれます。 まだ使っていない人はこの機能をぜひ試してみてください。Pixel Watchの満足度がグンと上がること請け合いです!

 

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