ノートPC選びで重要なのは、スペックのバランスが取れていることだ。性能、画面サイズ、インターフェース、キーボードやタッチパッドの操作性、そして価格。どれかひとつの要素が突出しているよりも、全体のバランスが取れていることのほうが、結果として本当の意味での使い勝手のよさにつながる。
そこで「Core i5-1335U」モデルなら12万9800円(14万4800円-クーポン1万5000円)という手ごろな価格を実現しつつ、秀逸なバランスを備えた、「富士通 WEB MART」の15.6型モバイルノートPC「FMV WE1-K3」
の実機レビューを、前後編の2回に分けてお届けする。
15.6型ワイド・オールインワンノートPC
お買い得な富士通WEB MART限定モデル
「FMV WE1-K3」はOSに「Windows 11 Home」、プロセッサーに「インテルプロセッサーU300」/「インテルCore i5-1335U」/「インテルCore i7-1355U」を採用。メモリーは8GB/ 16GB、ストレージは256GB/ 512GBを搭載している。
今回試用した「FMV WE1-K3」は、「Core i5-1335U」(10コア[2P+8E]、12スレッド、最大4.6GHz、15W)、メモリー16GB、ストレージ512GB(PCIe Gen3 x4接続)という構成のモデルで、「富士通 WEB MART」
での直販価格は12万9800円(14万4800円-クーポン1万5000円)だ。
ディスプレーは15.6型フルHD液晶(1920×1080ドット、60Hz、ノングレア)を装備。15.6型の大画面であれば11型などと比べて目の疲れが低減されるし、ウインドーを複数配置しての操作も快適だ。特にオフィスや自宅で長時間PCワークをするのであれば、15.6型クラスは有力な選択肢になる。
ディスプレー上部にはプライバシーシャッター付きウェブカメラ(有効画素数約92万画素)とステレオマイクを内蔵。プライバシーシャッターが装備されていると、ウェブカメラ未使用時には物理的に撮影を遮断できる。万が一PCが乗っ取られたとしても映像的なプライバシーを守れる。プライバシーシャッターは多くのユーザーにとっての安心装備だ。
「FMV WE1-K3」のインターフェースは、USB3.2 Gen2 Type-C(USB Power Delivery、DisplayPort Alt Mode対応)、USB 3.2 Gen1 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-A(電源オフUSB充電機能付き)、USB 3.2 Gen1 Type-A、HDMI、有線LAN(1000BASE-T)、3.5mmコンボジャックを搭載。
ほかに電源端子、セキュリティーロックスロットも装備する。またワイヤレス通信は、Wi-Fi 6EとBluetooth 5.3をサポートしている。
メモリーカードスロットは省かれているが、昨今ではカメラ内のデータ吸出しもUSBケーブル直結のほうが手っ取り早いので、実用的には問題ないと考える。
インターフェースは右側面にUSB 3.2 Gen1 Type-A、HDMI、USB3.2 Gen2 Type-C、有線LAN、電源端子、左側面にセキュリティーロックスロット、USB 3.2 Gen1 Type-A、USB 3.2 Gen1 Type-C、3.5mmコンボジャックを用意
富士通こだわりのキーボードを搭載
物理ボタン型タッチパッドも◎
「FMV WE1-K3」の装備として特筆しておきたいのが、テンキー付きの108キー日本語配列キーボードだ。キーピッチ約18.4mm、キーストローク約1.7mmが確保されており、キートップはかな表記なしという玄人好みの仕様だ。またタッチパッドも物理ボタンタイプで、サイズは実測99×57mmが確保されている。
安価なノートPCでコストが削減されがちなのがキーボードだが、本製品ではキーボード面の剛性が高く、強く打鍵してもほとんどたわみを感じない。
またタッチパッドは物理ボタンタイプなので手探りで確実に左右クリックを使い分けられるし、クリック感も良好だ。テンキー付きというところは正直好みが分かれるところだが、カーソルキーを少し下げて配置するなど、FCCLらしいこだわりが感じられる入力デバイスである。
本体サイズは360×243×19.9mm、重量は約1.7kg。49Whのバッテリーを内蔵しており、バッテリー駆動時間は動画再生時で約4.9時間、アイドル時で約8.1時間とされている。
一方、ACアダプターと電源ケーブルの合計重量は実測303.5g。このACアダプターのサイズは実測108×46×30mmということであまり携帯性はよろしくはない。本製品は右側面のUSB 3.2 Gen2 Type-CがUSB Power Deliveryに対応しており、対応充電器は3000~5000円ぐらいで購入可能だ(もっと安価な製品もあるが、信頼できる製品を選んでほしい)。
純正のACアダプターは据え置き用として、携帯用としてサードパーティー製65W対応USB Power Delivery充電器を購入するのも手だ。
ACアダプターのサイズは実測108×46×30mm。コード長は実測180cm、電源ケーブルの長さは実測100cm。ACアダプターと電源ケーブルの合計重量は実測303.5g。型番は「A11-065N5A」。仕様は入力100-240V~1.7A、出力19V 3.42A、容量65W
「FMV WE1-K3」は15.6型フルHDの見やすい画面、実用十分な第13世代Coreシリーズの性能、充実したインターフェース、剛性の高い打ちやすいキーボードなど、日常用途で求められる要素をバランスよく搭載し、価格も抑えた堅実な1台だ。
実用性と安心感を重視するユーザーにこそ刺さる、バランス重視のモバイルノートと言えるだろう。次回はパフォーマンスをチェックする。
| 「FMV WE1-K3」の主なスペック | |
|---|---|
| ディスプレー | 15.6型ワイド、ノングレア液晶(フルHD)1920×1080ドット/1677万色 |
| CPU | インテル® Core™ i7-1355U プロセッサー/ インテル® Core™ i5-1335U プロセッサー/ インテル® プロセッサー U300 |
| グラフィックス | インテル® Iris® Xe グラフィックス/ インテル® グラフィックス(CPUに内蔵) |
| メインメモリー | 標準16GB(8GB×2)または8GB(4GB×2)/ 最大32GB(デュアルチャネル対応 DDR4 SDRAM PC4-3200(DDR4-3200)) |
| ストレージ | SSD:約512GB/ 256GB (PCIe) |
| インターフェース | USB3.2 Gen2 Type-C(USB Power Delivery、DisplayPort Alt Mode対応)、USB 3.2 Gen1 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-A(電源オフUSB充電機能付)、USB 3.2 Gen1 Type-A、HDMI出力端子、有線LAN(1000BASE-T)、3.5mmコンボジャック |
| サイズ/重量 | 360×243×19.9mm / 約1.7Kg |
| サポートOS | Windows 11 Home 64ビット版、Windows 11 Pro 64ビット版 |
| Office | Microsoft 365 Personal (24か月版) / Office Home & Business 2024 オプション付 |

























