G-Master Velox III AMD Editionをレビュー
迷ったらこれ!高品質&鉄板パーツを厳選したサイコム製ゲーミングPCは最初の1台に超オススメ
2025年12月28日 11時00分更新
試用機はオススメカスタム例だが標準構成でもOK
G-Master Velox III AMD Edition
のマザーボードはASRockの「B850 Pro-A WiFi」。メモリーは標準構成では16GB(8GB×2)だが32GB(16GB×2)に、ストレージは1TB M.2 SSDから2TB M.2 SSDにグレードアップしていた。現在メモリーとストレージの高騰で価格は「時価」になるものの、標準構成でもゲーミングPCとして十分な仕様だ。
標準構成だとCPUはRyzen 5 9600(6コア/12スレッド)だが、試用機ではRyzen 7 9700X(8コア/16スレッド)を採用。CPUクーラーはNoctua製の空冷CPUクーラー「NH-U12S redux」から、サイコムオリジナル仕様の簡易水冷モデルに変更していた。
240mmラジエーターに装着した120mmファン2基はNoctua製で、安定した冷却性能と驚くほどの静音性が特徴。高負荷な作業をするとそれなりの音になるが、アイドル時や軽負荷作業時は静かだ。PCケースの消音効果もあいまって、夜中にゲームをプレイしても気にならないと感じた。
試用機のCPUクーラーは、BTOメニューで選択できるサイコムオリジナル仕様の簡易水冷モデル。240mmラジエーターはフロントパネル裏にあり、静音性に定評があるNoctua製の120mmファンが2基付いていた
ビデオカードも標準構成(GeForce RTX 5060)からMSI製のGeForce RTX 5070搭載モデルに強化していた。フルHDゲーミングならGeForce RTX 5060でも十分だが、WQHDかつ高画質設定で快適にプレイしたい人はGeForce RTX 5070がオススメだ。最新タイトルはとにかくVRAM容量がものいうものが多いので、12GB GDDR7は有利に働くだろう。
すっきりした配線&拡張性も魅力
G-Master Velox III AMD Edition
はケーブルレイアウトにも抜かりがない。ケーブルの裏配線はPC自作でも腕が最も問われるところだが、本機の配線は一切ムダがない職人芸の領域。思わず「こういう配線ができたらな……」とうらやんだほどである。
また、本機は3.5インチおよび2.5インチのストレージを増設できる。BTOでカスタムしてもいいが、「今は高いので値段が落ち着くまで我慢する」という人も少なくないだろう。そんな人にとっても、これだけキレイなケーブルレイアウトなら、増設時にケーブルを見失うことはないだろう。
まとめ:最初の1台にオススメしたい高品質なコスパ重視モデル
G-Master Velox III AMD Edition
は、見た目も中身も抜かりなしのゲーミングBTO PCだ。サイコム
が厳選した高品質PCパーツもそうだが、初心者でもわかりやすく購入・利用できる仕様も魅力。ゲーミングPCの購入に失敗したくない初心者につよくオススメしたい。まさに「迷ったらこれ!」モデルだ。
本稿は外観をメインに取り上げたが、性能が気になる人もいるだろう。そこで次回は、本機のゲームパフォーマンスをチェックしていく。定番のベンチマークソフトと、最近流行りのゲームタイトル3本で、本機の真価をじっくり計っていきたい。
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