iPhoneの設定画面を開くと出てくるのが「アクセシビリティ」という項目だ。「誰にとっても利用しやすく、アクセスしやすいこと」を指す。
アップルは12月3日、アクセシビリティがどんな人たちに役に立っているのかを分かりやすく紹介した動画「アクセシビリティ 私は特別じゃない」を公開した。
iPhoneが“目”になる
動画に出てくるのは文字通り学生たちだ。身体の不自由な人たちがiPhoneやMacBookなど、アップル製品のアクセシビリティ機能を活用し、勉強や部活などをエンジョイしているという内容だ。
例えば視力の弱い学生にとっては「拡大鏡」というアクセシビリティ機能が役に立つ。iPhoneのカメラを黒板に向けることで、虫メガネのように被写体が拡大。MacBookの画面に映し出すことで、小さい文字でもキチンと読めるようになるというわけだ。
また「アクセシビリティリーダー」はディスレクシアから視覚に障がいがある人まで、様々な障がいを持つ人がテキストを読みやすくなる機能だ。
iPhoneのカメラで撮影したものに対して、文字のフォントや色、間隔などを調整できるため、目の前のテキストを最も読みやすいスタイルに変換することができるというわけだ。
さらに「点字アクセス」という機能も備え、接続した点字デバイスにタイプ入力するだけで、あらゆるアプリを開き、入力が可能になる。展示でメモをとるだけでなく、数学や科学の授業で使われるような2つの点字コードによる計算も可能だという。
以上はiPhoneが「目」として機能してくれるものだが、当然のことながら「耳」としても活躍してくれる。

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