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じゃ、あとはよろしく! Windows、ついにAIエージェントがアプリを操作可能に

2025年11月18日 15時10分更新

文● G.Raymond 編集●ASCII

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 マイクロソフトは近日公開のWindowsプレビュー版で、開発者向けプライベートプレビューとして、アプリ操作を自動化する実験的なエージェント機能を追加すると明らかにした。

 「エージェントワークスペース」と呼ばれる仕組みで、AIエージェントがユーザーとは別の専用アカウントと独立した作業空間を使い、アプリ操作やファイル処理を裏側で進められるようにする。

 エージェントワークスペースはユーザーのデスクトップとは隔離されており、必要な権限だけを与えて動作させることで、安全性と透明性を確保する狙いだ。

 エージェントにはドキュメントやダウンロードなど6つの既定フォルダーへの読み書きが許可されるが、設定からいつでも無効化できる。

 エージェントは自律的に動くため攻撃を受ける可能性があり、Windowsは行動ログの保全、最小権限、ユーザーの明確な承認といった原則を重視し、誤作動や不正操作を防ぐ設計を進めている。

 特に近年問題視されている「クロスプロンプトインジェクション」のような攻撃に備え、段階的に安全策を強化していく方針だ。

 

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