このページの本文へ

理研、NVIDIA採用の新システム発表 量子HPC連携で富岳とも直結へ

2025年11月18日 09時40分更新

文● G.Raymond 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 理化学研究所は11月18日、量子コンピューターとHigh Performance Computingを密接に組み合わせる「量子HPC連携プラットフォーム」向けの新しいシステム構成を決定したと発表した。NVIDIAのGB200 NVL4を核に据えたスーパーコンピューターを、神戸の理研計算科学研究センターに設置する。NEDOの委託事業として2025年度内の完成を目指す。

 システムは135台の計算ノードと540基のBlackwell GPUで構成され、FP64で21PFLOPS超、FP8で5EFLOPS超というトップクラスの性能を備える。これを富岳などのスーパーコンピューターや量子コンピューターとAPI経由でつなぐことで、量子計算の大規模シミュレーションや、新分野のアプリケーション開発などが進む見込みだ。

カテゴリートップへ

ピックアップ