サイコムがPCとPCパーツ、補佐委員の派遣で協賛
即戦力級の「パソコン組み立て」技術で世界を目指す!障害者技能競技大会(アビリンピック)の全国大会を見てきた
2025年11月16日 10時00分更新
もくもくと目の前のパソコンに向き合う選手たち
競技がはじまると、選手はペンを片手に課題プリントに向き合います。しばらくすると、1人また1人と机に設置してあるパソコンの電源をつけていきます。そして、それが終わるとシャットダウンして、サイドパネルを開けておりました。どうやら今回の課題はすでに完成しているPCの「組み換え」のようです。
換装するPCパーツは複数種類あったそうです。あとからうかがったところによると、これはどちらを選択したかで、課題にあるクライアントの要望に沿っているかどうかを判断する材料にしたそうな。そう、もちろんPCパーツに関する知識も相応のものが問われるわけです。
仮想環境の構築など、ソフトウェア面の知識も大事
PCパーツの換装が終わると、選手たちは次々とソフトウェアの作業に移行しておりました。
これもあとからうかがった話をざくっとまとめると、どうも仮想環境をつくっていたようです。しかも、それらに必要なソフトウェアやドライバーは、競技ブースに設置しているアクセスポイント経由で無線LANに接続し、そこのサーバーにアクセスしてダウンロードするという点も課題だったようです。
「パソコンの知識」といってもさまざまです。PC自作だと僕のようにハードウェアに偏っている人も多いでしょう。しかし、アビリンピックではソフトウェア面も詳しくなくてはいけません。具体的な課題がわからないのでアレですけど、正直この業界で20年間飯を食っている僕でもお手上げな状況もあるのではないかと戦慄しました……。
なお、作業を終えた選手は競技終了時刻を待たずに退席します。あがった選手に感想を聞いてみると、難しかったという意見が多かったです。
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