NVIDIA Grace Blackwell採用「MSI EdgeXpert」発表 AI教育・研究を支える新世代ワークステーション
MSI、AI教育・研究・開発向け「EdgeXpert AIスーパーコンピューター」を発表
エムエスアイコンピュータージャパンは10月16日、新製品「MSI EdgeXpert AIスーパーコンピューター」を正式にリリースすると発表した。本製品はAI教育、研究、開発の現場に向けて設計されており、開発者・研究者・企業に向けてプロ仕様の高性能コンピューティングプラットフォームを提供する。
NVIDIA Grace Blackwellスーパーチップ搭載、圧倒的なAI処理性能
EdgeXpertは、NVIDIA GB10 Grace Blackwellスーパーチップと128GBのユニファイドメモリを搭載し、AI演算において卓越した性能を発揮するという。さらに、ハードウェア・OS・NVIDIA AIソフトウェアスタックが統合されており、主要AIフレームワークとの高い互換性を確保。これにより、データワークフローの効率化、モデルチューニングの高速化、推論処理の最適化が可能となる。
ローカルで2000億パラメータのLLMをサポート
EdgeXpertは、単一マシンで2000億パラメータ規模の大規模言語モデル(LLM)をローカルで処理可能。さらに、2台のマシンを接続することで最大4050億パラメータまでスケールアップできる。また、NVIDIA DGX OSを搭載することで、統一されたドライバとフレームワーク環境を提供し、AI開発をよりスムーズにする。
小型ながらプロ仕様、研究・教育機関にも最適
1.2Lのコンパクトなデスクトップサイズの筐体を採用しながら、高性能と省スペース設計を両立。研究施設、企業ラボ、教育機関など、幅広い環境での導入に適している。
ローカルAIで安全かつ高速に開発を推進
EdgeXpertは、高いAI性能を手頃な価格で提供し、プロトタイピング、実験、モデル調整、推論などの作業効率を大幅に向上させるという。クラウドを介さずローカル環境でAIを安全に実行できるため、機密データの保護とゼロレイテンシー処理を両立できる点が大きな強みだ。


