東京ゲームショウ2025のMSIブースでは、発売未定の製品やリリースされたばかりの製品が目白押しだ。
まず、マザーボードではMPGシリーズのハイエンドモデル「MPG X870E CARBON MAX WIFI」を展示。グラフィックスカードが16レーンで使えるように、M.2 SSDとUSB4の帯域共用配線に変更。また、基板裏の突出したピンをなくす「ピンセーフデザイン」を初めて採用し、組み立て時の怪我防止や安全性向上を図っている。
「MAG X870E TOMAHAWK MAX WIFI PZ」は、背面コネクター設計(PZ)のホワイトモデルで、メモリーやPCI-Eスロットもホワイトカラーを採用。これまでは耐久性に不安があり採用を避けていたが、ようやくクリアしたという。いずれの製品も、64MB BIOS ROMを搭載。次世代CPUに対応している。
グラフィックスボードでは、「GeForce RTX 5070 Ti 16G VENTUS 3X PZ」が登場。ケーブルが前面に出ない裏配線対応の製品で、上部のマグネット式カバーを外すとコネクターが現れる。背面コネクター設計のマザーボードと組み合わせれば、配線の見えないスッキリしたPCを組める。
また、MSIのオリジナルキャラクター「nia」をあしらった「GeForce RTX 5070 Ti 16G MLG EDITION」も展示。赤を基調とした珍しいデザインが特徴で、ヒートシンク部分にキャラクタープレートがあしらわれており、目を引きつける。マザーボードや簡易水冷クーラーもMLG EDITIONが用意され、「MLG EDITION PC」としても販売される。
ディスプレーでは、発表されたばかりの「MPG 271QR QD-OLED X50」を展示。MSI初のQD-OLED 500Hz駆動でNPUベースのAIセンサーも搭載することで、人を認識してより焼付きを防ぐ工夫がなされている。
そのほか、AMD Ryzen Z2 Extremeを搭載したポータブルゲーミングPC「MSI Claw A8 BZ2EM」はゲームの試遊が可能。よりXboxのコントローラーに近い操作感でプレイできるようになったので、ぜひ実際に体験してほしい。
限定生産で職人が丹精込めて漆・蒔絵を施した「Prestige 13 AI+ Ukiyo-e Edition A2VM」も展示。手作業による生産のため、実機はほぼ見られないとのことなので必見。また、キースイッチの交換に対応したキーボードを発売する予定。色は紺色と薄紫色があるが、薄紫色になる可能性が高いとのことだ。
新製品や未発表製品目白押しのMSIブース。なかなか店頭では見られない製品も展示されているので、ぜひ足を運んでほしい。
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