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新清士の「メタバース・プレゼンス」 第125回

グーグル画像生成AI「Nano Banana」超便利に使える“神アプリ” AI開発で続々登場

2025年09月22日 08時00分更新

文● 新清士

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ほしかった追加機能も後から作成

 基本機能を作成した後に、様々な追加機能を入れていきました。アニメーションの再生調整機能や、画像のセーブ機能、GIF化や動画ファイル(MP4)での書き出し機能など、様々な機能を追加しています。コーディングやUIまわりもすべてチャットウインドウを通じて指示するだけで、Geminiが生成してくれます。

 また、現状の選択のみだと、アングルがそのままになってしまうため、より複雑なカメラワークや構図を作成できるように、「サイコロプロンプト」を追加しました。

 ここでは様々な設定が選択できるようにしてあり、それを選んで生成するだけで、様々な画像を作り出すことができます。どのような項目を作成すると有効に機能するのかは、Gemini ProとChatGPT-5の両方に意見を聞き、アイデアを練った上で、Buildに指示してアプリに追加しています。

サイコロを使ってポーズを取らせている様子。背景を工場に、カメラを上方からの視点にするなどの設定をしている

Buildの画面。左側のチャット欄で指示するだけで、アプリが作られていく。UIを表示するPreview画面から、Code画面へはボタンひとつで切り替えられる。サイコロの選択肢も、コードを修正して直接追加することもできる

 アプリで目指していたのは、動画AIに持ち込むための始点画像と終点画像のバリエーションを作成することでした。作成した様々なポーズの画像を動画AIの「Wan2.2」のローカル環境で連続的につなぐことで、ちょっとしたダンス動画を手軽に作ることができました。

△「アニメーション画像ジェネレーター v3」を使って作成した明日来子さんを動画AIのWan2.2の始点と終点機能を使って、連続的なアニメーションを作成したもの

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