Lepton Hydro WSZ890 Cubeをレビュー
容量26.1Lのデュアル水冷小型PCの内部がスゴイ!動画編集もゲーミングもド安定の秘密
2025年08月30日 10時00分更新
3バンドのWi-Fi 7に標準対応!
サイズが小さいとはいえ、マザーボードの機能やインターフェースは充実している。標準構成のGIGABYTE「Z890M AORUS ELITE WIFI」は40GbpsのUSB4を装備し、高速な周辺機器を使用したい人にはうれしい仕様だ。
また、BTOメニューで選べるASUS「PRIME Z890M-PLUS WIFI-CSM」も2.4/5/6GHzの3つのバンドに対応したWi-Fi 7が利用できるため、高速なWi-Fi環境を使いたい人には魅力的な選択肢だろう。
なお、今回の試用機は、PRIME Z890M-PLUS WIFI-CSMを搭載。アンテナはワンタッチで装着できる「Q-Antenna」仕様で、ねじ込み式でありがちなケーブルのヨレやネジレを気にせず取り付けられる点が便利だ。
背面のインターフェースはUSB Type-Aを7基(USB 10Gbpsが1基、USB 5Gbpsが4基、USB 2.0が2基)、USB Type-C(USB 20Gbps)を1基備える。有線LANは2.5GbEと高速だ。
フロントインターフェースは天面配置だが、Lepton Hydro WSZ890 Cube
の高さは286mmなので接続しやすい。USB Type-Aは2基、USB Type-Cは1基搭載する。
ちなみに、フロントインターフェースの左端にあるリセットボタンは、USB機器を着脱する時に不意に押してしまうことがあったのでやや注意してほしい。誤操作が怖い人は、簡単には押せないように小さなプラスチック板などでカバーしておくといいだろう。
小型ながら無理のないデュアル水冷構成
小型PCを高性能化しようとすると、大型クーラーの利用と内部スペースの減少によるエアフローの悪化が悩みの種になる。つまり、高速なCPUやビデオカードを扱うには、冷却性能が足りなくなりがちなのだ。
この冷却性能を補うため、Lepton Hydro WSZ890 Cube
ではCPUに水冷クーラーを採用し、ビデオカードもサイコムオリジナルの水冷仕様モデルを搭載。さらに、特殊なレイアウトの小型PCケースに組み込むことで、驚くほどコンパクトなデュアル水冷PCを実現した。
高性能なことはもちろんだが、長時間の高負荷作業でも安定したパフォーマンスを発揮できる点が最大の強み。コンパクトでも性能に妥協したくない、安定した動作のBTOパソコンを求める人にぜひチェックしてほしい1台だ。今回は主に内部構成について紹介したが、次回はベンチマークソフトを用い、性能面を探っていく。
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