G-Master Hydro X870Aをレビュー
おいそれとマネできない機能美!Ryzen 7 9800X3D&RTX 5070 Tiのデュアル水冷ゲーミングPCを見て
2025年08月10日 10時00分更新
拡張性やインターフェースも抜かりなし
G-Master Hydro X870A
の内部を見て気づいた人もいるかと思うが、ドライブベイが見当たらず、3.5インチHDDや2.5インチSSDが増設できないように見える。もちろん、イマドキのマザーボードであれば、M.2スロットが2~3基あるため、それで十分という見方もある。
とはいえ、動画などのどうしてもデータが膨大になるファイルもある。高速なM.2 SSDは作業用のスペースとして使い、データは容量単価の安いHDDに保存しておきたい……と考える人も少なくない。では、まったくHDDを増設できないのかといえばそうではない。ドライブベイは左側面から見えないだけで、この裏、右側面からアクセスできる場所に確保してあるのだ。
ドライブベイは、CPUの裏側すぐ下の位置にある2つの2.5インチと、前面寄りの位置にある3.5インチ。下部のカバー内側には、2つの3.5インチベイもある。これだけあれば、ストレージの拡張で困ることはないだろう。
USBポートも多数搭載しているので、外付けでもよければさらに多くのストレージを増設できる。そのインターフェースだが、今回の試用機は標準構成と同じ。
マザーボードはGIGABYTEの「X870E AORUS ELITE WIFI7」で、リアインターフェースにはUSB Type-Aを10基(USB 3.2 Gen 2が2基、USB 3.2 Gen 1が4基、USB 2.0が4基)、USB Type-C(USB4)は2基備える。
さらに、2.5Gbpsの有線LANやWi-Fi 7対応の無線LANも標準装備しており、ネットワークまわりも万全だ。ちなみに、Wi-Fi 7とBluetooth 5.4のアンテナはPCの裏側固定ではなく手前に引き出せるため、受信感度の良い場所に設置できる点がうれしい。
上面手前、電源スイッチの左右にもインターフェースを用意。左側にはヘッドホン端子、マイク端子、USB Type-C(USB 3.2 Gen 2x2)。そして、右側にはUSB Type-Aを4基(USB 3.2 Gen 1が2基、USB 2.0が2基)備える。
ヘッドセットやゲームパッド、USBメモリーなど、使うときだけ接続する機器が多い場合、フロントインターフェースが便利。これだけあれば足らずに困ることはないだろう。
長時間高負荷が続いても安定した動作が期待できる
水冷クーラーのメリットは、高い冷却性能を低騒音で実現できること。ゲームはもちろん、動画のエンコードやCGのレンダリングといったクリエイティブな用途でも安定した動作が期待できる。
ジャンルとしてはゲーミングPCだが、クリエイター向けのPCとしても期待に応えてくれるはず。夜中も使いたいので高性能でもうるさくないPCが欲しいと考えているのであれば、ぜひチェックしていただきたい。
今回は、G-Master Hydro X870A
の水冷ユニットを中心に紹介したが、次回は性能面についてレビューする。
なお、現在は「サイコム サマーキャンペーン 2025
」(2025年8月25日まで)が開催中。なので、G-Master Hydro X870Aの標準構成価格は44万6180円となる。本稿で紹介したカスタマイズ構成でも48万9450円とお買い得なので、ぜひこの機会をお見逃しなく
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