「ASMRボイス」合成音声でも脳ゾワゾワ
ところで、脳をゾワゾワさせるような音声であるASMRボイスでは、AI合成音声でも、それなりに聞ける水準に達しています。VOICEVOXで使用できる何人かのキャラクターには「ささやき」音声があります。
ASMRの台本をChatGPT-4oに作成してもらい実際に作成してみました。使用した声は「九州そら(ささやき)」です。もちろん、人間が実際に出している音声に比べると、不自然さはあるのですが、イヤホンを付けてその音声でボイスを再生すると、特有のゾワゾワ感を感じることができます。AIの音声は、人間の代替水準には達しているとはとても言えませんが、人間の感覚を十分に刺激できる水準に達しているとは言えます。
△VOICEVOXでのASMRデモ
技術は競争激化 人間との棲み分け、収益化が課題に
AI合成音声分野は、競争の激しい分野でもあります。メジャーな存在としては、米Eleven Labsがあり、日本へも進出してきています。すでにTBSと連携し、海外に配信する日本の実況系番組のナレーションを英語化したりするのに利用されています。
また、グーグルの「Gemini speech generation」も日本語に対応し、すでにナレーション分野ではその強力さが認識されつつあります。
その利用の容易さから、気がついたらAI合成音声が使われている場面は、今後も増えていくと思われます。一方で、現実の人間の声とどのように棲み分けしていくのか、支持されるビジネスモデルはどのようなものかは、まだまだ模索中とも言えます。
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