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肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 第1046回

「丸亀シェイクぴっぴ」本日発売

丸亀製麺、まさかの「揚げうどん」!190円で“最強の酒つまみ”爆誕

2025年06月24日 12時45分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

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話題の揚げうどんスナック、食べてきました!

 ごきげんよう、アスキーグルメのモグモグウーマンナベコです。今回は、サッと寄れてしっかり食べられる。働き盛りのみなさんの食卓、丸亀製麺の新メニューを食べに来ました。うどんでしょうか? いえ違うんです。うどんスナックです。

丸亀製麺のうどんスナック「シェイクぴっぴ」とは?

 讃岐うどんチェーン「丸亀製麺」はうどんスナック「丸亀シェイクぴっぴ」を6月24日より販売開始します。揚げることでサクサク食感に仕上げたうどんです。袋に入って提供され、1つ190円。店内、持ち帰り両方で利用可能です(同一価格)。

事前に開催された試食会に参加してきました

 フレーバーは「無限コンソメ」「のり塩まみれ」「シュガーバター」の3種類用意されており、どの味にしようか選ぶ楽しみがあります。

3年かけて開発。“うどんスナック”には課題が

 揚げもちのうどん版。もしくは、形状からいうとパスタを揚げたおつまみに近いかもしれません。……と聞くと簡単に思えるかもしれませんが、実は開発には3年もの歳月がかかっています。

 というのも、「丸亀シェイクぴっぴ」は通常のうどんメニューと同様に、店舗で製麺し茹で上げたうどんを使用しています。讃岐うどんはもちもちの太麺のため、サクサク食感に仕上げるには揚げ時間が長くかかってしまいます。しかし、店舗オペレーションを考えると、揚げ時間はなるべく短縮する必要がありました。そこで、揚げ粉や油の温度を何度も試行錯誤しながら、ようやくベストなバランスを見つけ出したのです。

トリドールホールディングス 商品開発部 浦郷さん

 気になる「シェイクぴっぴ」という商品名ですが、「ぴっぴ」とは讃岐弁で“うどん”のこと。実はこの商品の着想は、うどんの本場・香川で、うどんを揚げたお菓子が昔から食べられている文化に由来しています。地元では「揚げぴっぴ」などと呼ばれ、親しまれており、その名前からヒントを得たそうです。

食感にこだわり。持ち帰ってもサクサク

 店舗では、うどん1本1本に手作業で揚げ粉をまぶし、厳密に管理された油の温度と時間で揚げることで、余分な水分だけを飛ばし、軽やかでサクサクとした食感の“揚げうどんスナック”を実現しています。水分がしっかり抜けているため、時間が経っても食感が損なわれにくく、持ち帰ってもサクサク感を楽しめるのがうれしいポイント(当日中に食べることが推奨されています)。

思ったより長い。揚げたうどんを折って袋詰めしているそうですが、1本1本長さが違って温かみがあります。

 プレーンの状態で袋に入っているため、店舗に用意された“パウダー”を自分で選び味付けします。なお、プレーンの状態で食べても、ほんのりとうどんの塩気が感じられて、素朴なおいしさでした。気になる人はまずプレーンで試してみるのもオススメです。

 フレーバーは「無限コンソメ」「のり塩まみれ」「シュガーバター」の3種類。ポテトチップスで人気のコンソメ、のり塩に、さらに甘い系のシュガーバターが加わっています。

 基本的に、パウダーはスプーン1さじ。スプーンはそれぞれに適した容量になっています。

シェイクして味付けする

コンソメ・のり塩・シュガーバターを食べてみた

 3種類をいただいてみました!

丸亀シェイクぴっぴ 無限コンソメ

 「無限コンソメ」は、チキンの旨みをベースに数種のスパイスを独自配合でブレンドしており、ガーリックの風味やブラックペッパーの風味がポイントです。香りがよくてそそられます。

 ポテトチップスのコンソメ味に比べて、ガーリックがしっかり効いていてパンチのある味わい。濃厚なのに素朴な揚げうどんと絡むことで、クドさはなく、ついつい手が止まらなくなる“無限”感。ビールやハイボールとの相性がよさそうです(ついつい酒飲みの感想に)。

丸亀シェイクぴっぴ のり塩まみれ

 驚いたのは「のり塩まみれ」。まず目を引くのは、のりの粒の粗さ。市販のお菓子とはひと味違い、見た目からも手づくり感が伝わってきます。実はこのパウダー(シーズニング)、店舗で使っているのりなどを活用し、店内でブレンドしているのだとか。だからこそ、風味の立ち方がとても豊かで、例えば漁港近くのお店で出合うような、地元の素材を大切にしたお菓子のよう。

のり塩まみれのシーズニングは店内で調合

 たっぷりのあおさが磯の香りを運び、白ごまの香ばしさ、昆布の旨みが重なって、噛むごとに奥行きが出てきます。

 素朴なのに、しみじみとおいしい。これは日本酒と合わせたくなる味。冷やでも燗でも、お酒の風味を引き立ててくれる気がします(たぶん)。

丸亀シェイクぴっぴ シュガーバター

 また、一番やみつきになったのが「シュガーバター」。ふわっとバターの香りが広がる、甘くてコクのあるパウダーが絶妙です。軽やかな食感の揚げうどんにパウダーがしっかりまとうと、揚げパンの香ばしいし外側の部分や、ラスクの甘みが染みた部分など、カリサクの“一番おいしいところ”だけを集めたような味わいです。

 家に持ち帰ってバニラアイスにトッピングしても絶対おいしいはず!

190円で最強の「おつまみ」なのでは?

 結論。丸亀製麺といえば、もちろんメインはもちろん「釜揚げうどん」や「ぶっかけうどん」など、店内で食べるうどんメニューですが、それ以外もがんばっている、というのが感想です。

 「丸亀シェイクぴっぴ」は家飲みのつまみ用に持ち帰るのに便利。これまで私は、夜ごはん用に天ぷらを持ち帰ることが多かったのですが、おつまみとして「丸亀シェイクぴっぴ」の選択肢が増えました。価格は1袋190円で、例えば、某ハンバーガーチェーンのポテトSサイズよりも比較すると安価です。うどんを揚げているので、食べ応えはポテトSサイズ以上。そう思うと、お手頃に感じませんか?

手づくり感のあるのり塩まみれにハマりました!

 うどん店でスナックが買えるなんて意外に思うかもしれませんが、丸亀製麺はこれまでも「うどーなつ」など、うどんの枠を超えたユニークな商品を展開してきました。うどん専門店なのに、うどん以外も全然ありじゃん!そんな気持ちにさせてくれる一品です。

※価格は税込み表記です。

ナベコ

酒好きご飯好きのライター、編集者。
♪アスキーグルメでおいしい情報発信中♪

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