Core Ultra 7とRTX 5060 Ti採用、PCゲーム初心者にもオススメな理由とは?
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2025年06月11日 11時00分更新
マザーボードのインターフェースがトップ側に
エアフローもしっかり考えられているのも好印象
──Tower 100に何かユニークな特徴はありますか?
中嶋氏:一般的なパソコンですと、マザーボードのインターフェースはケースの背面にくるのですが、このZEFT Z56BCでは、そのインターフェースがケースのトップパネル側に配置されています。ですので、ケースの上からケーブルの抜き差しが行なえるため、外付けデバイスを使ったり外したりする方にはかなり使い勝手がよくなっていると思います。
真重氏:このケースはまず初めにデザインに目がいくと思うのですが、内部のエアフローもよく考えられていまして、上部と背面に120mm角ファンが装着され、下部から吸い込んだエアーが背面や上部に抜ける構造となっています。暖められた空気は軽くなるので、煙突効果も相まってエアーが自然に上部に向かうことで冷却効果を高めています。
中條 拓海氏(以下、中條氏):コンパクトなサイズですが、内部空間はかなり広めに確保されていますので、内部にアクリルスタンドやフィギュアなどを置くのも面白いかもしれません。Tower 100は、左側面だけでなく、前面や右側面などにも強化ガラス製を用いており、内部の見通しが非常によいケースです。そういったフィギュアを飾るのにも適したモデルではないでしょうか。
──ThermaltakeのTowerシリーズはさまざまなサイズがあると思いますが、どうしてATXやmicroATXではなく、Mini-ITXを選択したのですか?
中嶋氏:弊社では35種類程度のケースを扱っていまして、中にはオーソドックスな外観をしたモデルもあり、どちらかというと今回のZEFT Z56BCのような外観はめずらしいタイプとなります。弊社では大型のケースの人気が高く、それと比べるとMini-ITXの人気はそれほど高くはありません。しかし、Mini-ITXの需要は一定数あることは事実ですし、弊社ではすべてのお客様にアピールできる品揃えを目指しているところもあり、Mini-ITXを続けています。Core Ultraの登場に合わせて、インテルさんのプラットフォームが切り替わるタイミングということで、新たにTower 100を手掛けることになったというわけです。
──Mini-ITXにさほど人気が集まらない理由は何でしょうか?御社ではどのように分析されていますか?
中嶋氏:まず挙げられるのはコストだと思います。性能や機能の点では、Mini-ITXとATXやmicroATXとでは遜色ないと思います。しかし、それでいてマザーボードの価格は高い製品が多いですから、どうしてもお客様は敬遠しがちになるのではないでしょうか。あとは、サイズ的な制限ですね。「GeForce RTX 5090」に代表されるようにハイエンドなビデオカードは、サイズがかなり大きいです。Mini-ITX対応をうたうケースでは、それらのカードを搭載するのが難しくなってきます。
──ZEFT Z56BCのカスタマイズはどのぐらい用意されるのでしょうか。
中嶋氏:ZEFT Z56BCは、BTOでGeForce RTX 4070やGeForce RTX 5070まで変更可能になっています。また、Tower 100は120mmサイズのラジエーターしか装着できず、弊社では120mmサイズのモデルを取り扱いしていませんので、ZEFT Z56BCのCPUクーラーを簡易水冷モデルへの変更はできません。ただ、空冷クーラーであれば4モデルご用意していますので、予算に合わせて冷却性能や静音性の高いもの変更していただければと思います。








