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「Everyday AI」を目指すDataikuの現在地

AIエージェントの“混沌”状態を“創造”に変える Dataiku基盤での開発・運用が本格化

2025年05月16日 08時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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日本企業の成熟度に合わせた段階的なアプローチ

 Agent with Dataikuを含めたユニバーサルAIプラットフォームの日本展開は、AIの成熟度にあわせた段階的なアプローチで進めていくという。

 そもそも、AI活用のためのデータを把握できていない企業に対しては、「データ統合と可視化」の仕組みを整えるところから支援する。次のフェーズでは、根拠のあるデータ活用の実績を積むための「予測分析や機械学習」、そして、AIのインプット・アウトプットを理解するための「生成AIの統合活用」を推進する。このように、組織におけるAI活用の基礎を固めながら、最終的なゴールとして、AIエージェントの実用化を目指すという流れだ。

日本企業向けロードマップ

 実際に、グローバルのリテール企業での事例では、小規模運用で、データ分析ワークフローにLLMを組み込むところから始め、次のフェーズでは、500ユーザーがRAGチャットボットを介して、情報にアクセスできる環境を構築。現在は、5000ユーザー規模で、小売サポートや在庫管理といった、既存の業務プロセスにAIエージェントを取り入れるところまで進化しているという。「単なるRPAのようにエージェントを入れたいなら、このようなフェーズは必要ない。データから確実に価値を得たいなら、段階的に理解を深め、AIエージェントをブラックボックス化させないことが重要」(佐藤氏)

リテール企業での事例

 佐藤氏は、「AIエージェントは、データプロダクト・AIプロダクト同様にユースケースは無限。人がやっていたプロジェクトを、最終的にAIエージェントで自律化させることは、大きな可能性を秘めている。AIエージェントをいかに創造して、コントロールできるかで企業の格差が生まれていく」と強調した。

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