「パフォーマンス」タブでベンチマーク
最後の大物は「パフォーマンス」タブだ。これは文字通りGPUのクロックや温度からフレームレートに至るまで、ハードウェアの状態確認やそれをログに取る(≒ベンチマークする)ことができる。筆者のようにハードのレビュー記事を書くわけでもない場合でも、今GPUがどんな状態でどの程度のフレームレートを出せているのか、知ることができるのは非常に大きい。
ただこのオーバーレイ機能は、オーバーレイ表示を行なうツール(例:MSI「Afterburner」など)と競合しやすいというオーバーレイツール共通の宿命も抱えている。安易に同居させようとすると要らぬトラブルも招くため、必要な場面だけで使うようにしたい。
Radeonの温度や消費している電力(ボード電源と表記)は「指標」タブで閲覧できる。CPUもAMD製の場合はCPUの使用率や温度もチェックできるのはうれしい。右側の「指標プロファイル」を変更することで、表示する情報の詳細度を変更できる。また「サンプリング間隔」は情報が更新される間隔だが、細かく推移を見たいなら最少の0.25にしておこう
「オーバーレイ」タブの中にある「指標オーバーレイを有効化」をオンにすることで、フレームレートやGPUの各種情報がオーバーレイ表示されるようになる。ゲーム中だけオーバーレイを出したければ「指標オーバーレイのゲーム検出」もオンにしておこう
オーバーレイにあれもこれもと出すのは邪魔なので、「トラッキング」タブで項目を絞ってくといい。眼のアイコンは表示のオン・オフ、稲妻矢印はログのオン・オフ、中央の三角はグラフ化のオン・オフだ。赤くなればオンの意味である
また、パフォーマンスタブではGPUやCPU(Ryzenのみ)のオーバークロック(OC)も可能だ。ただ本稿ではOCの詳しい手順については割愛する。










