ここ数年のピスタチオ人気に乗ってナッツに目覚めた
トリュフ味のナッツにハマっている
ナッツの流行の起源は、もう忘れるほど大昔だと思うが……筆者がホノルルの大学の寮に入っていた昔の話、まだまだ日本では珍しかった「ミックスナッツ」の大袋が、スーパーマーケットでは普通に山積みになって売られていた記憶がある。
筆者はナッツに目が無い、というほど好きな人間ではないが、子供の頃からチョコレートと言えばグリコのアーモンドチョコレート以外には目もくれなかった。そして大学生の頃は毎日のように大学の寮の部屋で、ハワイアンホストのマカダミアナッツチョコレートばかり食べていた。
そしてここ数年のピスタチオ人気で、よりナッツに親しむようになり、やっとチョコレートやアイス無しのナッツそのものに目覚めた感覚だ。チョコレートとアイスは少し足を洗ったが、今度はそれに代わる「トリュフ味」にハマり出して、最近買うナッツ類のほとんどはトリュフ味系のモノだ。
ご存じのようにナッツは良質な脂質、たんぱく質、食物繊維、ビタミンEなどを含んでいる。腹持ちもよく、間食によるエネルギー補給には最適だ。そして食前に食べることで血糖値のコントロールにもなるそう。加えて少しの量でも満足感を感じるようで、ダイエット中の空腹対策にも向いている。
都内を徘徊することの多い筆者だが、予期せぬ交通渋滞や電車の事故などで想定外の足止めを余儀なくされることがある。ナッツは少量で栄養価も高く空腹を満たしてくれて、かつ邪魔にならないので、携帯する非常食にもピッタリだ。お気に入りのナッツを持ち歩こうと考えていた矢先、ストーリオの「ナッツケース」を見つけて手に入れた。
ナッツ専用のケースを衝動買い
オニグルミ製ケースでしっかりとした作り
簡単な食べ物やお菓子を街ウォーキングに携帯する場合、一時的な収納ケースとして、すぐに思い浮かぶのはサイズのバリエーションも多い「ジップロック」だろう。筆者もさまざまな用途に使っている。
しかし高級なトリュフ・ピスタチオにマッチするケースとして、今回は無垢材のオニグルミで作られたナッツケースを選んだ。同じナッツ類のオニグルミケースに仲間のナッツを入れて持ち歩くのはなかなか楽しい。
ナッツケースの重さは約50g。サイズは81×81×31mm。ふた部分と本体部分の2つからの構成だ。両部分はネジキャップ方式で確実に連結され、ジャム瓶のふたのように両手で掴んで回転して開閉する。本体部分の底面にはブランドロゴである「STORIO」が小さくオシャレに彫り込まれている。
右利きの場合、開閉時に角の部分を親指で押さえながら回転させることで上下の角部分が揃い、確実に閉めたことを判断できる。また開くときは、握って少し回転させその後はて角の部分に人差し指の先を引っ掛けて回転させるとスムースだ。約1.5回転で開け閉めすることが可能だった。
また角のおかげでナッツケースがテーブル上を転がっても角の部分がストッパーとなり、不用意に遠くに転がることはない。そしてオニグルミ製のナッツケースの上下はそれぞれ内部にナッツに直接触れるアルミ缶の上下を抱きかかえる格好で作られている。
内部は継ぎ目のないねじ込み式のアルミケースなので内部に溜ったナッツの小さなクズや皮なども、ウェットティッシュで簡単に拭き取れる。大変清潔だ。アルミケースの内部の高さは3㎝程度なのでナッツに限らずいろいろなモノを入れてポケットに収納してモバイルしたくなる。
筆者のお気に入りのトリュフ・ピスタチオを入れてみた
ほかにもいろいろなものが入れられそうだ
早速、筆者の最近のお気に入りの「トリュフ・ピスタチオ」を50gほど取り出してナッツケースに入れてみたところ、ほぼピッタリ収納できた。光や湿気を遮断するアルミと温度を伝えにくくウレタン抗菌塗装処理を施した木のコンビネーションで、新鮮さを保てる。もちろん必要なら内部に乾燥剤を入れることも可能だ。
匂い移りがしにくく、ウェットティッシュで綺麗にクリーニング可能なアルミのナッツケースなので、いろいろなモノを入れ替え収納してモバイルできる。筆者宅にあったモノをいろいろ入れてみた。機内でもらったパック袋のおかき、砂糖菓子、ラムネ菓子、のど飴、金平糖系、ドロップ、薄型のクッキーなどなどだ。いろいろ考えるのが楽しくなってくる。
今のところ筆者はナッツケースには初志貫徹でトリュフ・ピスタチオを入れて持ち歩いている。ナッツケースは収納対象をナッツにだけフォーカスしたところが、昔に筆者が企画したドーナツケースの「Doughnut-To-Go」に少し似ている。
使い込んでいくうちにさらに味が出てきそうだ
ミニマリストの人にオススメ
ABS製でコスパ重視で企画されたドーナツケースと異なり、高級な無垢材のオニグルミ製ナッツケースは何年にも渡って人の手で使って、その無垢材の経年変化を楽しめる商品だ。そして内部のアルミ缶は簡単にクリーニング可能で、さまざまなお菓子やフードに対応できる。加えてポケットにも入る、モバイル使用にも適した商品なのだ。
静かなナッツケースブームだが、国内で販売されている商品は数百円~3万円近くまで価格幅が大きい。素材はシンプルなアルミ缶、プラスティック缶から、エイジング感がウリの銅製など様々だ。専用のポシェットなどが最初から用意されている凝ったモノまであり、そのバリエーションは想像以上だ。STORIOのナッツケースはアルミ缶ケースを包むようにオニグルミ無垢材と合体した珍しい異素材コンビネーションケースだ。
STORIOのナッツケースはナチュラル好きで、身に着ける数少ない持ち物にはこだわりを持つ人のためのリッチなライフスタイル商品だ。そして常に大事に長く付き合える数少ないバディ(相棒)を探し求めているミニマリストのための商品でもある。
価格設定は7920円と高めだがオニグルミの木目の唯一無比の美しい仕上がり、そして経年変化でより個性的に成長することを思えば超お買い得品(ベスト・バイ・アイテム)だ。

今回の衝動買い
・ナッツケース
・販売:STORIO
・価格:7920円
・URL:https://storio.store/products/nuts_container
T教授
日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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