前へ 1 2 3 4 5 6 次へ

「LiveMixer」初のMicro ATXマザーが登場、クリエイター向けの新顔2製品をチェック

2025年02月11日 11時00分更新

文●藤田忠　編集●北村／ASCII

提供: ASRock

売れ筋のCore Ultra 7で安定動作

　LiveMixer初のMicro ATXモデルになる注目の「B860M LiveMixer WiFi」。20コア（8+12コア）/20スレッドで動作するCore Ultra 7 265Kや、4万円台前半でGPUにIntel ARC B570を搭載するビデオカードのASRock「Intel Arc B570 Challenger 10GB OC」、PCIe5.0×4 NVMe M.2 SSDのCrucial「T705 2TB」などを使ってテストPCを組んでみた。

バラックケースに「B860M LiveMixer WiFi」をベースにCore Ultra PCを自作。軽く触ってみた

テスト環境
CPU	インテル「Core Ultra 7 265K」（20コア/20スレッド、最大5.4GHz）
CPUクーラー	noctua「NH-U12A」（空冷、サイドフロー、120mmファン×2）
マザーボード	ASRock「B860M LiveMixer WiFi」（インテルB860、Micro ATX）
メモリー	DDR5-6000 16GB×2
ビデオカード	ASRock「Intel Arc B570 Challenger 10GB OC」（インテルB570、GDDR6 10GB）
ストレージ	Crucial「T705 2TB PCIe Gen5 NVMe M.2 SSD」（M.2 SSD 2TB、PCIe5.0×4）
電源ユニット	FSP「Hydro PTM PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W」（1000W、80PLUS PLATINUM）
OS	Microsoft「Windows 11 Home」（24H2)

「B860M LiveMixer WiFi」のUEFI/BIOS画面。ブラックベースにパープルの文字が良い感じだ。EZ MODEでは、マザーボード上のデザインと同じ曲線パターンが描かれている

ボトムのM.2拡張スロット部に、高輝度LEDが搭載されている。デフォルト設定では、Windowsシャットダウン状態でも発光する

Pコアを8コア、Eコアを12コア搭載し、20コア/20スレッドで動作するCore Ultra 7 265K

クロックは、最大でPコアが5487MHz、Eコアが4589MHzで動作した

「B860M LiveMixer WiFi」のUEFI/BIOは、テスト時最新バージョンだったVer1.08を使用している

Intel Arc B570 GPUを搭載したビデオカード「Intel Arc B570 Challenger 10GB OC」

　導入コストはアップするが、最大読み書き速度が1万MB/秒に達するPCIe5.0×4動作対応のNVMe M.2 SSD。「B860M LiveMixer WiFi」でのパフォーマンスをチェックしていこう。さらに最大40Gbpsのデータ転送速度を発揮するUSB4/Thunderbolt 4 Type-Cポートのパフォーマンスもチェックだ。

　Windows 11を導入したCrucial「T705 2TB」のパフォーマンスを計測すると、1万MB/秒前後の読み書き速度を発揮していた。不安な温度面は空冷CPUクーラー＆バラック環境なのもあり、ベンチマーク中は最大でも63度だった。環境で変わるが、「Blazing M.2 ソケット」に装備されているM.2ヒートシンクと「M.2 ボトムヒートシンク」の冷却効果は優秀だ。

　さらに最大40Gbpsを発揮するUSB4/Thunderbolt 4 Type-Cポートのパフォーマンスを確認した。ここではUSB4/Thunderbolt 4に対応した外付けストレージを接続して、ベンチマークを実行すると、最大3800MB/秒のパフォーマンスを発揮していた。まだ対応デバイスは少ないが不安なく使えるだろう。