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GeFore RTX 50シリーズまとめ 第12回

クーラーを3枚おろしにしてみた! Palit「GeForce RTX 5080 GamingPro OC」とれたてレビュー

2025年01月31日 23時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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ゲーミングパフォーマンスやクーリング性能をチェック

 ここからは、8コア/16スレッドCPUとなるRyzen 7 9700Xをベースに組んだテストPCに、GeForce RTX 5080 GamingPro OCを取り付けて、パフォーマンスチェックに進んでいこう。テストPCのパーツ構成は以下の通りで、比較にはGeForce RTX 4090 GDDR6X 24GBを用意した。また、Windows 11は24H2を導入してテストした。

テスト環境
CPU AMD「Ryzen 7 9700X」
(8コア/16スレッド、最大5.50GHz)
CPUクーラー CORSAIR「Hydro XC7 RGB PRO(ウォーターブロック)」など
(本格水冷、360mmラジエーター)
マザーボード ASRock「X870 Steel Legend WiFi」
(AMD X870、ATX)
メモリー CORSAIR「VENGEANCE DDR5 CMK32GX5M2B6400C32」
(16GB×2、DDR5-6400)
ビデオカード Palit「GeForce RTX 5080 GamingPro OC」
(GeForce RTX 5080、16GBG DDR7)
Palit「GeForce RTX 4090 GameRock OC」
(GeForce RTX 4090、24GB GDDR6X)
ストレージ Western Digital 「WD_Black SN850 NVMe WDS200T1X0E」
(2TB M.2 SSD、PCIe4.0)
電源ユニット ASRock「Steel Legend SL-1000GW SL-1000GW」
(1000W、80PLUS GOLD/Cybenetics PLATINUM)
OS Microsoft「Windows 11 Home」(24H2)

Ryzen 7 9700X。ゲーム特化CPUのRyzen 7 9800X3Dが品薄とあって、売れ筋となっている

PCI Express 5.0×16に対応したX870チップセット採用マザーボードのASRock「X870 Steel Legend WiFi」を用意

メインメモリーには、DDR6-6400 CL36-40-40駆動のオーバークロックメモリーを搭載

テスト時の最新バージョンとなるGPU-Z 2.61.0では、データーベースに入っていないため、Unknownの項目が多めだ。ドライバーはGeForce RTX 5080用に提供されたVer572.02を使っている

GPU-Zで取得。オーバークロックモデルだが、パワーリミット上限は105.6%と控えめになっている

GPUコアクロックは、設定値の2700MHzから、232MHz伸びた2932MHzを記録していた

Dual BIOSを、静音モードの”S”に切り替え際のGPU-Z。クロックに差は見られなかったが、実動作中のファン回転率はわずかだがダウンしていた

GeForce RTX 4090ビデオカードは、「GeForce RTX 4090 GameRock OC」を用意した。ドライバーはGeForce RTX 5090向けに提供された571.86を使用している

 ゲーミングパフォーマンスの前に、実際に「Adobe Premiere Pro」を使って、動画エンコードを行いアプリのパフォーマンスを測る動画系ベンチマークの「UL Procyon Video Editing Benchmark」(GPUでの処理を選択)を実行してみた。

単位:Score

単位:秒

 GeForce RTX 5080 GamingPro OCは、スコアー、エンコードに要した時間ともにGeForce RTX 4090よりも優秀で、スコアーは20%程度向上。エンコード時間は、”Export H.264 (YouTube 1080p Full HD)”で27~34%、”Export H.265 (4K UHD)”で8~15%短縮している。プレイ動画を、「Adobe Premiere Pro」で編集しているユーザーは、プラスポイントだろう。

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