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①「Gmailでe+で購入したチケットをチェックボックス付きのリスト化して」と依頼。チェックボックスは付いていないがそれよりも日付順ではないと使いにくいため、追って指示した
溢れるメールから必要な情報を抜き出し
「Keepメモ」にリスト化を依頼
メールが届く度に、必要な情報は確認しているつもりでも、整理された情報としてキチンとストックしていますか？ 筆者は残念ながらできていません……！ 一番困っているのが、コンサート情報のスケジュール管理。コンサート日程や予約開始日などはGoogleカレンダーに都度都度登録しているものの、「コンサート情報だけ」を抜き出したリストはこれまで存在していませんでした。そこでパーソナルAIアシスタントとなるように設計されているGeminiとGmail、Keepメモを連携してみました。
漏れはあるが自分でリスト化するより手早い
まず、冒頭の画像①のようにGeminiに「Gmailでe+で購入したチケットをチェックボックス付き リスト化して」と音声入力で依頼。その後、「日付順に並べ替え」「作成したリストをKeep メモに移動」と指示を出し、実行した。
②日付順に並び替えてKeepメモに移動。このリストを見ながら2月が抜けていることに気がつく
③漏れた2月分の情報を筆者が自分で入力してリスト化したデータをGeminiに渡し、Geminiに①のリストに追加するように指示をして完成したリスト
若干、情報取得に漏れがあったものの「購入したチケットをリスト化」「日付順に並べ替え」「作成したリストをKeep メモに移動」の手順は、問題なく実行できた。Keepメモに移行する際に「チェックボックス付き」の指示が実行できなかったが、Keepメモ上で設定できるので大きな問題ではない。
なお、最初の指示（プロンプトにあたる）で、日程取得をGmail経由としたのが功をなしたのか、筆者が手打ちしたテキストを追加した際に、入力ミスによりコンサート日程に「（アーティスト名は正しいが）存在しない日」が1件ほど紛れていた。しかし、このあたりは正しい日程に修正されていた。
④2月分の情報を追加したリストはGeminiがKeepメモに移動。それぞれのアプリを人間が開いて情報をコピペする必要がないので、手間なし。なお、チェックボックスを付けることはKeepメモ上でできるので、最初から依頼する必要はなかった
今回は「e+で購入したチケット」とGeminiに指示をしたが、最終的にe+で購入したチケットであってもプロモーターやアーティストからの案内メールによりチケットを購入したが、チケットの購入先はプロモーターサイトではなくe+という場合など、チケット購入にまつわる経路は複雑である。
また、実際には複数のチケット販売会社を利用しており、このあたりを集約したいのが本心だ。さらに抽選発売などの特殊なケースは、チケット販売会社によって「抽選結果のお知らせ」「当選のご案内」など、メールのタイトルが複数ある。このような状況を考慮すると正確な表現を使用するか、人間が状況を理解して人力で追加するなど、現状では工夫する必要がある。
ともあれ、メールを受信→確認しても都度都度整理できずに蓄積してしまう性格の筆者にとっては、サクッとまとめ→整頓→リスト化して保存できる「GeminiとGoogleアプリの日本語連携」はとても便利だと体感した。
特に指示出し（プロンプト）は、音声入力に対応しているので「思いついたときに即実行」できるのが、素晴らしい。利用シーンや「実現したい内容」によってはユーザー自身による創意工夫が必要となるが、「楽をしたい」のであれば、試さない理由はない。
