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旅の達人が伝える! スマートトラベラーへの道 第82回

乗車距離は1824.7km

新ルールの「青春18きっぷ」で5日間の旅に出てみました

2025年01月22日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

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●天満駅(大阪府)から東静岡駅(静岡県)へ

 4日目は5時台から移動開始。天満駅からひとまず静岡駅へと向かいます。途中滋賀県の米原駅で乗り継ぎ時間に余裕があったので、駅をウロウロしていると老舗駅弁屋「井筒屋」の売店を発見。元旦に井筒屋は、2025年2月28日納品ぶんで駅弁事業からの撤退すると発表し、ちょっとしたニュースになっていました。

2025年2月28日で駅弁事業から撤退してしまう井筒屋の駅売店

 もう井筒屋の駅弁を食べる機会もないかもと、売店で購入し、駅のベンチで食べました。こういった「鉄道旅で駅弁」という文化も厳しくなってくるのかなと思うと、ちょっと寂しい気もします。そういえば、自分もここまでの旅で駅弁を購入しておらず、コンビニでおにぎりや、ちょっとしたおつまみを買ってすませていました。「旅は世につれ世は旅につれ」といったところでしょうか。

購入した「鶏めし」は1230円。全国的に駅弁文化縮小で寂しいです

静岡エリアはロングシートかつ乗車率も高いので、パソコンを開いて作業……といったこともなく、ただ無心で乗り続けるだけ

 その後、静岡駅に移動して仕事をしたあと、ひとつ隣の東静岡駅へ。ここまでの移動でさすがに体力的に疲れてきたので、温浴施設の「柚木の郷」へと向かいます。東静岡駅から徒歩数分にあるのでアクセスしやすいのが◎ですね。しかも深めの湯船が多く、長時間の座り移動で固くなったお尻も底につけずにつかれるので、非常に良いお風呂でした。タオルを持参していたため、入館料1320円(土日祝日料金/大人)だったのもリーズナブルでいいですね。自分的に長距離移動の際のオススメ立ち寄りスポットになりました。

今回の旅で一番のヒットは「柚木の郷」に出会えたこと。いい湯でした!

●沼津や熱海に立ち寄って戸塚駅(神奈川県)へ

 ひとっ風呂浴びたところで、この後の移動をどうするか悩みはじめました。

 「青春18きっぷ」はまだ4日目なので、どこかで1泊しても問題はありません。ただ……鉄道での移動に飽きました! そのまま乗っていけば、地元の戸塚駅までたどり着けます。もう自宅の布団でゆっくり寝たいという願望も大きくなってきます。

 途中、沼津駅や熱海駅で晩ご飯を食べようと、改札から出てウロウロしてはみたものの、鉄道移動の疲れもあり、イマイチ食べたいものが見つからず。海鮮の街だというのに、結局、コンビニのおにぎりで済ます始末です(お正月ということで、休業のお店も多かったんですけどね)。そのまま、神奈川県の戸塚駅まで到着してしまいました。

熱海では年明けのスタンプラリーのお知らせを、行き先案内板に表示していました。すごい! ドット職人がいるのか!?

 というわけで、4日目は天満駅から神奈川県の戸塚駅まで移動し、乗車時間は7時間52分。乗車距離は517.1kmとなりました。通常なら8580円ぶんの移動です。家に帰って休みます。

4日間使った「青春18きっぷ」は、多少の汚れや切れ目は入っているものの、磁気の読み込みエラーなどは全くありませんでした。残り1日です

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