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新清士の「メタバース・プレゼンス」 第90回

画像生成AIで年賀状 リアルな人物も簡単に

2025年01月01日 07時00分更新

文● 新清士

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AIツール「Copainter」でラフから生成

 次は、ちょっとだけ手を掛けてみて、ラディウスファイブのAIツール「Copainter」を使ってみます。2024年12月に、ラフ画像からきれいな線画を生成してくれる「線画」機能が追加されました。無料のお試しでも登録時に10回、月に3回ほど使うことができるのでお手軽に試せます。

 まず、お絵かきソフトでラフ画像を3分ほどで作ります。それにプロンプトを添えて「線画」で線画を作成します。それなりに女性の着物や蛇が認識されたようなので、次の段階の「下塗り」を同じプロンプトで実施します。イメージ通りだった場合には、その2枚を指定する「着彩」をすると、その2枚が結合されて画像として完成します。

「Copainter」で作成した年賀状。テキストは別の画像編集ソフトで入れる必要がある

線画段階。筆者のラフ画像(左)から、うまく線を生成してくれている

下塗り段階。線画からプロンプトに応じて色を生成している

定番「Midjourney」はオリジナルキャラクターで年賀状ができる

 次は、クラウド画像生成AIサービスの「Midjounery」です。せっかくなので、本連載の作例モデルキャラクターである「明日来子さん」の画像を使って、着物姿に蛇を一緒におめでたい雰囲気の画像を作りました。

 一応、「Happy New Year!」のプロンプトも入れてみたのですが、左下に小さく追加されるだけでした。昨年1月の記事に使った、明日来子さんの画像をクリエティブリファレンスとして指定し、強度0(--cw 0)にします。こうすることで、顔だけを参照して、似たような顔にしてくれます。完全に一致はしないので、何枚も出して良さそうなのを選びます。なお、生成にあたっては最新バージョンのVer 6.1ではなく、Ver 6を使っています。このバージョンの方が似た顔が出やすいためです。

明日来子さんの年賀状画像

Midjouneryのツール画面。プロンプトは同じように、DeepLで作成した。プロンプト画面の小さなところに、クリエティブリファレンス用の元画像が表示されている。胴体が少し大きすぎたので、Editor機能のinpaintを使ってバリエーションを生成し、その中で少し細身になったのを選んでいる

10月に追加された「Edit」モードを使うことで、画面の一部にテキストを追加したりすることもできる。ただ、何度も生成したのだが思うようないい感じのテキストが生成されなかったので、ボツに

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