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グーグル、iOS版「Gemini」アプリを公開 日本語で自然な会話ができるGemini Liveにも対応

2024年11月15日 11時40分更新

文● @sumire_kon

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アプリ公開の告知画像

 グーグルは11月14日、iPhone向けの「Gemini」アプリを公開した。これまでiOSユーザーはブラウザーやGoogleアプリを通じてGeminiを利用していたが、専用アプリの提供で、より効率的に活用できるようになる。

自然な会話で質問できる「Gemini Live」にも対応

 iPhone版Geminiアプリで対応している主な機能は以下のとおり。

●Gemini Live

 人間同士の場合と同じように、自然な会話でAIとやり取りできる機能。会話を遮って質問を挟んだり、話題を変更することもできる。単純な音声入力機能として使うだけでなく、面接の練習をしたり、ブレーンストーミングに活用したりすることも可能だ。

 音声は10種類以上、言語も日本語を含む10言語以上に対応。言語については今後もサポートを拡大するとしている。

 なお、11月15日現在、後述するアプリ連携には未対応。お勧めのお店を尋ねても、すべて音声で返答されるので注意したい。

●学習支援

 勉強に関する質問への回答や学習計画の提案、ステップバイステップのガイダンス、クイズ機能など、文字通り学習を支援してくれる機能も搭載している。

 クイズ機能については、複雑な図表を用いた作問も可能だ。

●画像生成

 最新の画像生成モデル「Imagen 3」を搭載。テキスト等でAIに指示するだけで、写実的で正確な画像を生成できる。

●アプリ連携

 Google拡張機能を活用して、YouTube、Googleマップ、GmailなどのGoogleアプリと連携し、1つの会話内で情報を表示可能。

 例えば、東京駅周辺でお勧めのラーメン店を訪ねると、店舗のリストと一緒に地図も表示してくれる。

 ただし、一部のアプリでは連携の事前設定や、有料プランへの加入が必要となる。

無料で使えるが、利用規約には注意

 iOS版Geminiアプリでは、初回起動時にAIとの会話データをグーグルに提供することに同意しなければならない。データ提供を止めたい場合は利用規約に一旦同意した後、アプリ内の設定から「Gemini アプリ アクティビティ」をオフにする必要がある。

 オンのまま使用すると、グーグルのスタッフがAI改善のために会話内容をチェックすることがあるため、気になる人は忘れずに設定変更しておこう。

 ただし、オフにするとアプリ連携や拡張機能は利用できなくなる。Geminiの機能をフル活用するか、プライバシーを優先するか、判断はユーザー次第だ。

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