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山根博士の海外モバイル通信 第718回

毎月の無料ギフトが楽しみなドンキのSIM「マジモバ」を契約してみた

2024年10月10日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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マジモバ

ドンキでマジモバを契約

 ドン・キホーテが9月に発表した「マジモバ」はオトクなMVNO回線というだけでなく、ドン・キホーテのポイント「majicaポイント」も溜まるというサービスです。さらに「#今月のおごり」と題して、毎月特定の商品がドン・キホーテの店頭でもらえます。ドン・キホーテで普段から買い物する人にはうれしい特典が満載なのです。

 なお、マジモバはドコモ回線を使うプラン「驚安SIM」と、ポータブルWi-Fiがセットでドコモ・au・ソフトバンクの回線を自動で切り替える「最驚Wi-Fi」の2種類のサービスを展開しています。

マジモバ

9月に都内で行なわれたマジモバの発表会。タレントの山之内すずさんもかけつけた

 マジモバはHORIE MOBILE(ホリエモバイル)も展開しているMVNO「エックスモバイル」の回線を使ったサービスです。エックスモバイルはほかにもコラボサービスを展開するなど、業界でも一味違った事業を展開中。付加価値をつけることで差別化を図るMVNOとして注目されています。

マジモバ

エックスモバイルの木野社長

 マジモバはオンラインから契約ができますが、一部のドン・キホーテでも特設カウンターで契約可能です。サービス開始日の9月13日からは都下のドン・キホーテ2店舗、MEGAドン・キホーテ成増店とMEGAドン・キホーテ三郷店にカウンターがあり、その場で契約できるとのこと。そこで開始初日に三郷店に行き、契約しました。

マジモバ

MEGAドン・キホーテ三郷店

 マジモバの特設カウンターは地下1階にあるとのこと。エスカレーターを降りるとレジの並ぶエリアに大きく目立つカウンターがありました。そこで料金表を片手に出迎えてくれたのは木野社長です。

マジモバ

マジモバカウンターに木野社長を発見

 実はサービス初日は社長自らドン・キホーテのカウンターに立つということを、前日の発表会で聞いていたのでした。しかしその後、同社長のXアカウント(@MasanoriKino)を見ると、それ以降の日も頻繁にドン・キホーテを訪れています。

 その理由を聞くと「お客様や店舗スタッフさんと会話したいので、なるべく現場に入るようにしてます」とのこと。業界でも初といえる「ディスカウントストアでポイントもつくSIM」だけに、ユーザーの生の声を社長自ら拾っているのでしょう。逆に言えば、サービスの要望などがあればカウンターで契約時に社長に直接話をすることもできるかもしれません。

マジモバ

現場の声を大事にしたいという

 せっかくなので筆者も回線契約をしました。実家のネット回線を最驚Wi-Fiにしたかったのですが、諸事情により今回は驚安SIMのプランを契約。料金だけを見るとMVNO各社の競争は激しくどこを選ぶか悩みどころですが、自分のよくいるエリアはドコモ回線が安定していることもあり、マジモバを契約しました。もちろん特典が付くこともポイントです。

マジモバ

最驚Wi-Fiも気になる

 混んでいない時間だったこともあってか、契約そのものは10分程度で終了。その場でSIMカードを受け取ってすぐに使い始められました。ドン・キホーテで契約したということもあり、気分的にもお買い得なSIMを入手したという感覚です。

 そしてドン・キホーテでSIMが買えるなら、オトクなスマートフォンも売ってくれないかな、とも思います。ぜひ、今後はマジモバでスマートフォンセットなども展開してほしいですね。

マジモバ

SIMカードを受け取ってすぐに使うことができる。スマホはCMF Phone 1

 しかし、マジモバの回線を持っているだけで、毎月お菓子などがもらえるというのはドン・キホーテに行く楽しみが増えますね。マジモバの今後のサービス拡充にも期待しましょう。

マジモバ

2024年10月からの「#今月のおごり」商品。ドン・キホーテに行くのが楽しみになる

筆者紹介───山根康宏


 香港在住の携帯電話研究家。海外(特に中国)のスマートフォンや通信事情に精通。IoT、スマートシティー、MaaS、インダストリアルデザインなど取材の幅は広い。最新機種のみならずジャンク品から100万円のラグジュアリーモデルまであらゆる携帯電話・スマートフォンを購入する収集家でもあり、その数はまもなく1800台に達する。

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