GIGA2期向け学習者用端末、周辺サービスも拡充し、第1期を超える200万台の提供を目指す
机から落ちづらい、鉛筆が刺さらない NECが“学校利用を突き詰めた”「Chromebook Y4」
2024年10月04日 13時00分更新
通常外の利用も想定した品質試験が裏付け、周辺サービスも拡充して200万台の提供を目指す
NEC Chromebook Y4では、品質試験のプロセスも見直している。通常のビジネスユースでは想定していないような、本体を角から落下させる「角落下試験」であったり、ランドセルなどに詰め込まれることを想定した「加圧試験」「加圧振動試験」など、“学校での使用を想定した”品質試験を徹底した。
また、第2期の焦点となる「既存端末とのスムーズな入替」、「円滑な運用とさらなる利活用」を促進する周辺サービスの強化も図った。
既存端末とのスムーズな入替においては、NECの倉庫内で起動確認やMDMの登録代行などを行う「出荷前キッティングメニュー」を追加。旧端末の無償回収や買い取りにも応じ、その際にはデータ消去や証明書発行にも対応する。
円滑な運用とさらなる利活用においては、補助金対象の予備機(最大15%)を補完、修理、MDM再登録まで一元管理する「予備費運用サービス」を無償提供する。
NEC Chromebook Y4は、2025年2月下旬に出荷を予定で、2025年1月頃より受注を開始する。2028年度までに、第1期の実績を超える200万台の提供を目指すという。加藤氏は、「NECは、国が掲げるGIGAスクール構想の実現に向け、学びの主役にある子供たちや先生はもちろん、学び関係する人々を支えることで、教育のデジタル化を推進する」と語った。