初心者でも簡単!Flash BIOS Buttonの使い方パーフェクトマニュアル

Ryzen 9000シリーズに対応していないマザーボードの見分け方とBISOアップデート方法。やり方は簡単でCPUすら不要

文●石川ひさよし 編集●三宅/ASCII

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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BIOSファイルは正規サイトからダウンロード

 まずPC初心者の方のために最新BIOSを用意するところから説明しよう。最新BIOSは必ずエムエスアイコンピュータージャパン( https://jp.msi.com/ )またはMSIグローバルサイト( https://www.msi.com/ )から入手する。これは鉄則だ。現在のエムエスアイコンピュータージャパンのサイトでも一部には英語表記があり、たとえば完全に日本語表記された配布サイトがあったらそちらのほうが親切だと思うかもしれない。しかしそれは潜在的に危険な行為だ。万が一にもBIOSファイルが改変されていないとも限らない。安心安全な正規サイトから、対象のBIOSファイルを入手する方法を説明しよう。

MSI公式サイトを開いたら、製品→マザーボード/PC部品→マザーボードとクリックし、シリーズから製品を絞り込む。今回はMAG X670E TOMAHAWK WIFIを用いるので「MAGシリーズ」

MAGシリーズマザーボードが列挙されるので、その中からMAG X670E TOMAHAWK WIFI)を探す

左のセレクタからChipset Brandで「AMDプラットフォーム」、チップセットで「AMD X670」……といったように絞り込める

製品サイトからサポートページに進む

ウィンドウ幅によってはスマートフォン用サイトのように「スペック」や「サポート」……がプルダウンリスト形式になることもある。「∧」マークが目印だ

「Drivers & Downloads」→「BIOS」とたどっていく

 今回のタイミングでは、Ryzen 9000シリーズをサポートするバージョンが3つあった。ただし、最新のバージョン「7E12v1F1」と初期のバージョン「7E12v1E2」はともにBeta(β)版との注記がある。β版というのは正式版になる前段階であり、その使用は自己責任だ。今回は正式版の「7E12v1E」をダウンロードした。

※「7E12」というのはMAG X670E TOMAHAWK WIFIの型式番号です。別のマザーボードではこの部分の表記が変わります。それぞれのマザーボードの型式に置き換えてお読みください。

今回は正式版「7E12v1E」をダウンロード

BIOSファイルをUSBメモリにコピー

 ダウンロードされるのはZip形式の圧縮ファイル「7E12v1E.zip」。このままでは利用できないので展開しよう。エクスプローラ上で7E12v1E.zipを選択した状態から右クリック→「すべて展開」といった操作だ。展開すると2つのファイル「7E12v1x」(テキストファイル)と「E7E12AMS.1E0」(BIOSファイル)が得られる。「E7E12AMS.1E0」をUSBメモリにコピーしよう。

7E12v1Eとあるのがダウンロードした7E12v1E.zip

Zipファイルを展開。「E7E12AMS.1E0」が今回使うBIOSファイル

用意しておいたUSBメモリにE7E12AMS.1E0をコピーする

 次は「Flash BIOS Button」用の手順に移ろう。

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