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データ移行やバックアップが簡単にできる「Sync Connect+ データ移行マネージャー」をプリインストール

Windows 11への“業務PC引越し”支援、アイ・オー・データがアプリ内蔵SSD/HDD発売

2024年09月04日 12時00分更新

文● ASCII

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 アイ・オー・データ機器は2024年9月4日、Windows PC間のデータ移行が簡単にできるアプリをプリインストールしたUSBポータブルSSD「SSPD-SUTC/Sシリーズ」、およびUSBポータブルHDD「HDPD-SUTC/Sシリーズ」を発表した。

 2025年10月に予定されているWindows 10のサポート終了(EOS)に伴って生じる、新しいPCへのデータ移行ニーズをターゲットとした製品で、とくにIT担当者の人手不足に悩む中小企業でのPC移行を支援できるとアピールしている。

ポータブルSSD「SSPD-SUTC/Sシリーズ」/HDD「HDPD-SUTC/Sシリーズ」の外観と商品パッケージ

「Sync Connect+ データ移行マネージャー」は、PC間のデータ移行や定期的なデータバックアップが簡単にできるシンプルなアプリだ

 同製品は、PC(Windows、Macなど)で利用できるUSB 5Gbps(USB 3.2 Gen1)対応の外付けストレージ。ハードウェア自動暗号化機能を備えており、書き込まれたデータの読み取りにはパスワード認証が必要。また耐衝撃筐体を採用し落下試験(MIL-STD-810H基準)に合格しているほか、雨やホコリの侵入を防ぐ防雨防塵キャップも付属する。

 大きな特徴は、Windows PC間のデータ移行やPCバックアップを支援する簡単アプリ「Sync Connect+ データ移行マネージャー」を内蔵している点だ(同アプリはWindowsのみ対応)。

 このアプリはわかりやすい操作性を特徴としている。同製品をWindows PCに接続し、パスワードロックを解除すればアプリが自動的に起動する。あとはウィザードの指示に沿って操作するだけで、旧PCにあるデータのバックアップと新PCへのデータコピーが完了する。

 もうひとつの特徴は、旧PCのデータを「まるごと」「漏れなく」バックアップしてくれること。新しいPCへの移行時には、移行が必要なデータ/不要なデータの判断に迷って時間がかかりがちだ。このアプリでは、旧PCの全データをバックアップしたのちに、新PCにコピーするデータ(フォルダ/ファイル)を選択する仕組み。そのため「旧PCから大切なデータを移行し忘れた!」ということも、不要なデータまでコピーして新PCの空き容量を無駄遣いすることも防げるという。

 こうした特徴から、IT担当者ではなく現場の社員自身(PCのユーザー)にデータ移行作業を任せることができるほか、全データをバックアップしたあとの旧PCを早急に破棄/リース返却することができるとしている。

「Sync Connect+ データ移行マネージャー」の特徴

 同アプリはPCバックアップ機能も備えているため、新しいPCへの移行後はPCバックアップ用ドライブとして利用することができる。バックアップ開始時にドライブのロック解除、終了時にロックを自動的に行う機能も搭載しており、ランサムウェア感染に遭った場合の被害軽減が期待できる。

 ポータブルSSD(SSPD-SUTC/Sシリーズ)は500GB/1TB/2TB/4TB/8TB、ポータブルHDD(HDPD-SUTC/Sシリーズ)は1TB/2TB/4TBをラインアップしている。価格および出荷予定時期は以下のとおり。

ポータブルSSD(SSPD-SUTC/Sシリーズ)、ポータブルHDD(HDPD-SUTC/Sシリーズ)のモデル一覧と価格、出荷予定時期

 なおアイ・オー・データ機器では、同社製のSSD/HDDユーザーを対象として、Sync Connect+ データ移行マネージャーアプリの無償ダウンロード提供を開始する(9月下旬から)。また、データ移行後の旧PCの破棄/返却においては完全データ消去を行い情報漏洩を防ぐことが推奨されることから、別途販売しているUSBメモリ型データ消去ソフト「DiskRefresher5」も合わせて提案していく方針。

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