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アマゾン「アレクサ」有料版、Anthropic「Claude」ベースに?

2024年09月02日 17時30分更新

文● G.Raymond 編集●ASCII

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 アマゾンは2024年10月に発表するというわさされてる新しい有料版「アレクサ(Alexa)」は、AI企業AnthropicのAIモデル「Claude」を主に採用する見込みだという。ロイター通信が8月30日に報じた。

 報道によれば新バージョンは「Remarkable Alexa」と呼ばれ、月額5〜10ドルで提供される予定。従来の無料版「Classic Alexa」も引き続き利用可能ということ。

 新しいアレクサはより複雑な会話や質問に対応できるようになり、ショッピングアドバイスの提供やニュースの要約、メール作成、食事の注文など、多岐にわたるタスクをこなせるようになる見込み。

 アマゾンは2023年9月にAnthropicに40億ドルを投資しており、今回の提携はその成果とも言える。ただし、英国当局が両社の関係について調査を開始するなど、一部では懸念の声も上がっている。

 アマゾンはこの新サービスを通じて、これまで収益化に苦戦してきた「アレクサ」部門の業績改善を図る狙いがあるとみられている。同社は2023年11月から2024年にかけて大規模な人員削減を実施しており、その中には「アレクサ」部門の従業員も多く含まれていた。

 

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