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インド初のAIチップ、その名も「菩提(Bodhi-1)」 モビリティ大手Olaが発表

2024年08月19日 11時15分更新

文● G.Raymond 編集●ASCII

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 インドの大手モビリティ企業Olaは、8月15日(現地時間)に開催した自社イベント「Ola Sankalp 2024」で、インド初の国産AIチップ「Bodhi-1」の開発計画を明かした。Bodhiは「菩提」の意味で、「智慧」や「覚醒」などの含意が考えられる。同社のAIスタートアップKrutrimを通じ、2026年までに推論特化型AIチップの提供を目指す。

 チップファミリーは、AI用の「Bodhi」、コンピューティング用の「Sarv」、エッジAI用の「Ojas」の3クラスで構成される。Bodhiは幅広い分野で活用される汎用サーバー向けの半導体となる見込み。同社はこの技術を通じて、インドの全消費者にAIを届けることを目標とするという。

 イベントでは、AIチップの開発に加え、電気自動車や二輪車の新モデル、物流の電動化、完全自動化された倉庫システムなど、多岐にわたる取り組みも発表した。同社はこれらの施策を通じて、インドのテクノロジー産業の発展に大きく貢献することを目指すとしている。

 

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