エレクトロニック・アーツは8月2日、無料バトルロイヤル「Apex Legends」のシーズン22「ショックウェーブ」の情報を発表した。ショックウェーブでは、新マップ「E-District」や新武器「アキンボ」の実装のほか、エイムアシストの弱体化、レジェンドのアップデート、新モード「ストレートショットリバイバル」なども追加される。新シーズンは8月7日午前2時から開幕する。
新シーズンについての情報は以下の記事を参照してほしい。今回は、開発陣に新シーズンについてインタビューを実施する機会をいただいたので、そちらを紹介しよう。
Apex Legendsに2丁拳銃登場、エイムアシスト弱体化などゲームプレイが変わるシーズン22
シーズン11~12から構想があった新マップ「E-District」
さまざまなクラスが活躍できるように開発
──新マップの「E-District」はどれくらいから構想されていたんですか?
Eduakdo agestini氏:レベルデザインについてはかなり時間をかけました。今までにないような高低差を活かしたデザインだったり、街の建築物や場所の配置、密度など街全体を作り上げる必要があったからです。レベルデザインという意味ではシーズン11~12あたりからスタートしていました。街のアートデザインは昨年あたりから作業を開始していました。
──E-Districtの大きさはどれくらいですか?
Eduakdo agestini氏:ワールズエッジくらいだと思います。ただ、ワールズエッジはPOIとPOIの間は草原などを移動することが多かったですが、E-Districtはその間に建物や市街地があるので、ワールズエッジより広く感じるのではないかと思っています。
──新マップは高低差も特徴とのことでした。レヴナントやヴァルキリーといった、縦の移動が強いレジェンドもいると思いますが、マップごとのレジェンドメタは、開発段階から想定されているのでしょうか?
Eduakdo agestini氏:想定はしています。ただ、今回のマップについては、ランチャーパッドを実装したことで、縦移動の能力を持っていないレジェンドでも存分に楽しめると思っています。また、コントローラータイプのレジェンドが、建物をテイクダウンする戦闘スタイルも可能です。さまざまなクラスのレジェンドが、さまざまな形で戦闘に貢献できるマップになっていると考えています。
プレイヤーはバランスよくばらけてくれそう
東京を参考にマップをデザイン
──激戦区になりそうなPOIや、注目しているPOIはありますか?
Eduakdo agestini氏:ストリートマーケットは、多くのプレイヤーが戦うPOIになると考えています。また、中央だとエナジーバンクですかね。それ以外にも、小粒ですが面白いPOIを複数用意しているので、バランスよくばらけてくれるのではないでしょうか。
──新マップは、ネオンカラーでサイバーパンクな雰囲気がある、華やかなデザインになっています。今までとは違うマップデザインだと思うのですが、苦労した点などありますか?
Eduakdo agestini氏:今回、夜の街を余すことなく盛り込んデザインになっています。加えて、デザインを意識しつつも、戦いのために必要な光源や視認性のバランスを調整するのは難しかったですね。とはいえ、最終的には満足のいくマップに仕上がっています。また、ビジュアルで参考にしたのは、実は東京なんです。それに合わせて、そのほかの文化やカルチャーを多重的にミックスしています。ただ表層的にコピーするのではなく、文化に配慮しつつマップや街に落とし込むという作業に苦労しました。
──オリンパスはライフラインやオクタンの故郷でしたが、E-Districtも同じようにゆかりのあるレジェンドはいますか?
Eduakdo agestini氏:ゆかりがあるのは、クリプト、コースティック、ランパートです。彼らはそのガイア出身です。とはいえ、もともと街の住人であったという程度で、イースターエッグと関連があるくらいですね。ただそれだけがこの街のすべてというわけではありません。
ASCII.jpの最新情報を購読しよう