このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

Stable Diffusion入門 from Thailand 第18回

イラストを完成させる動画はAIで作れるのか「Paints-Undo」試してみた

2024年07月24日 10時00分更新

文● 田口和裕

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

なおPCは悲鳴をあげていた模様

 最後に、動画生成中のタスクマネージャーからパフォーマンスを見てみよう。生成AI系の特徴としてCPUはあまり使われておらず、GPUの3D処理が90%に達している。

 また、GPUメモリー(VRAM)は瞬間的に最大の12GBに何度も達しているが、共有GPUメモリーを使うことでなんとか止まらずにすんだようだ。

 GPUの温度は最高70度。高負荷時の通常範囲内とは言え、なかなかの熱さだ。

 以上、Paints-Undoをひととおり触ってみた。いまのところ実用性はあまりないが、生成される動画のインパクトは強い。lllyasviel先生の次回作への期待がますます高まっている。

田口和裕(たぐちかずひろ)

 1969年生まれ。ウェブサイト制作会社から2003年に独立。雑誌、書籍、ウェブサイト等を中心に、ソーシャルメディア、クラウドサービス、スマートフォンなどのコンシューマー向け記事や、企業向けアプリケーションの導入事例といったエンタープライズ系記事など、IT全般を対象に幅広く執筆。2019年にはタイのチェンマイに本格移住。
 新刊:発売中「生成AI推し技大全 ChatGPT+主要AI 活用アイデア100選」、:https://amzn.to/3HlrZWa

■関連サイト

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事
ピックアップ