海外旅行や出張に行く際、気になることの1つに通信環境があります。しょっちゅう行くから慣れている、行った先の語学が話せるのであれば大丈夫なんですが、私の場合は人生のほとんどを日本で過ごし、海外に行った回数は10回以下、言語も日本語のみなので、海外に行くのはもちろん、入国審査だけでもビビり倒します(入国審査官って何だか覇気出てますよね)。
そんな私が、海外で通信環境を手に入れるのは、RPGのダンジョンで宝箱をゲットするようなものです。最近では海外SIMは自販機で買えることもあるようですが、無かったら詰み、カウンターで頑張って借りようにも、言語がわからないので成功して借りられたとしてもドッキドキです。
今回、仕事でアメリカに行く機会があったのですが、あるサービスでこの通信問題が超簡単に解決しました。それが、「povo」です。
povoでは、通信用のデータをトッピングで購入できるのですが、海外で使えるトッピングが用意されているんです。povoのメニューの「国内」と「海外」の海外を選択すると、海外ローミング向けのプランが複数表示されます。
私が便利だなと感じたのは、国内にいるときにトッピングを購入しておけば、国内では通信が開始されず、外国に到着したときから自動で購入したトッピングのプランがスタートするという点です。これにより、海外に到着してからWi-Fiが使えるスポットを探す必要なく通信が開始できます。
現在、povoは世界の160以上の国・地域に対応しています。加えて、「エリア・トッピング」も用意されています。韓国やアメリカ、ヨーロッパ9ヵ国など、国や地域専用のトッピングがあるので、対象の地域であれば何も考えずにこちらを選択しておけば安心です。
今回は3泊という短めの滞在だったため「【アメリカ】海外データ1GB/3日間(780円)」というトッピングを選択しました。1GBで大丈夫かなとちょっと心配になりましたが、出張中はYouTubeといった動画を見る余裕もなく取材をしていたので、そこまでデータ通信は行わず、余裕でした。実験のためにもう少し使っておけばよかったと思うくらいです。
アメリカ専用のトッピングは、3GB/7日間(2260円)も用意されているので、旅行で1週間ほど滞在するといった場合は、こちらを選択するといいでしょう。なお、こちらのトッピングはデータ通信のみで、通話は別途料金がかかるので注意が必要です。今回の場合、連絡はLINEとDiscordを使って行っていたので、通話料金の心配もありませんでした。
ちなみに、今回泊まったホテルは無線LANの利用が有料でした。前まではホテルにさえついてしまえば無線LANがタダで使える! と思っていましたが、それも通じなくなったのかと驚きました。
私のように、海外出張や旅行に行った際に、現地の言語が使えない、SIMを借りるのも不安……という人に、povoはとてもオススメだなと、今回の旅行で実感しました。これから海外に行くという人は、事前にpovoをチェックしてみてはいかがでしょうか。