今回の全14Pの製作時間
画風調整で試行錯誤したため、またかなり時間がかかっています。ネームを含めない、AIでの原稿製作時間だけで約5日ほどです。1日3Pくらいの計算ですね。結局前回と同じくらいでした。
試行錯誤+カラーを含めてこれなので、次も同じフローで漫画を作ってくれと頼まれたなら、もっと早くできるでしょう。カラーを含めるのであればおそらく手描きより速く、クオリティも上げられます。最近のSDXLモデルは性能が上がっており、実用に耐えうる手応えがあります。
前回から認識がバージョンアップした事
・白黒漫画もいけない事はない
と言っても小さいコマで線が細かくなり過ぎるなど、まだまだ課題は多いですが、AIで手描き風にしたい場合は白黒の方が処理がしやすかったです。手描き風にこだわらないならカラーの方が速いかもしれません。
・コントロールネットも場合によっては有用
SDXLのコントロールネット開発が活発化しており、線画から影のみ作ってくれるなど、使用用途が広がってきています。自分も今回、線画に色を塗ったり、特定のポーズを作るのに使いました。
特に漫画5P・2コマ目のチンチロリンの絵はDALL・E3でも出ず、いらすと屋さんを参考に下絵を描いてコントロールネットに入れ、何度も生成してなんとか形にしました。こういうAIが苦手な分野を生成する時、コントロールネットと下絵は必須ですね。
次回予告
さて、今回の作業フローを踏襲すれば、次回はもっと速度を上げられるわけですが…これはあくまで「AI漫画実験」です。毎回同じ事をしても面白くありません。
次はさらににハードルを上げて、「AIで少女漫画が作れるか」に挑戦します。
今回のラストの展開から予想はできましたよね! 自分に少女漫画のネームが描けるのか謎ですが、そちらも頑張ります。
次回もお楽しみに!!