こんにちは、漫画界の生き恥こと野火城と申します。
「画像AI使ってみた/AI漫画実験企画」第2回です!
■第1回はこちら 実録:AIで描く漫画の実際 ~体験して見えた、その実力と課題!!
その成り立ちから様々な議論を呼んでいる画像生成AIですが、少なくとも2024年3月現在日本の法律では使用が許可されており、存在を完全に無視する事はできません。かといって全てを肯定して受け入れるのも難しい。
だからこそ、必要以上に恐れず、実際にどのような事が出来るのか、具体的に検証する――それが画像AIとの誠実な向き合い方なのではないでしょうか。
「画像AIの技術がすごいという賞賛記事はよく見るが、それは本当に創作活動で実戦的に使えるものなのか? 『AIに仕事を奪われる』と『今のAIは実戦では使い物にならない』という真逆の意見を多数見るが、この二つは両立しないのでは? 実際はどっちなんだ?」「画像AIを試してみたいけど難しそうだし、使い方を覚えるような余裕もない」「使用した時のリスクがよくわからなくて怖い」などなど、巷に溢れる画像AIの様々な評価への疑念を明らかにするべく、筆者が体を張って挑戦した実録レポートです。同じ疑念を持つ皆様への参考になるよう頑張ります。
前回は「AIで漫画を作ってみる」の基本をやりました。
今回のテーマは「AIで今風の手描きっぽい漫画を作ってみる」です。
まずは漫画の第2話をお読みください。
「浦AI(あい)太郎」第2話 GPUを選ぼう
作:野火城(with Generative AI)
※本作品の制作には生成AIを使用しています。
それではこのAI漫画を元に、「今風の手描きっぽい漫画」の制作過程を説明していきます。
(次ページ:生成AI漫画の制作過程を解説)