先日、日本で発表されたシャオミの高性能カメラスマートフォン「Xiaomi 14 Ultra」には、本体をデジタルカメラのような外観にする「Photography Kit(フォトグラフィーキット)」が付属します。本来は2万2000円という高価な製品ですが、Xiaomi 14 Ultraをカメラとして活用してもらおうと、頑張って製品に同梱してくれました。フォトグラフィーキットを装着すると、もはやその姿はカメラにしか見えなくなります。
vivoも独自のフォトグラフィーキットを用意!
5月13日に中国のvivoはフラッグシップスマートフォン「vivo X100 Ultra」を発表しました。メインカメラはソニーのLYT-900センサーを搭載、しかもジンバル機能も内蔵しています。望遠は3.7倍ながらなんと2億画素。デジタルで最大200倍までに対応、そして超広角も5000万画素と最強のカメラを搭載します。
ここまで最強のカメラフォンをデジカメとして使おうと考える人も多いでしょう。そこはvivoもわかっているようで、専用のカメラグリップキットが登場します。
このキットは本体に装着するカバー型のもの。シャオミのキット同様に、カバーとグリップ部分は分離しています。グリップ部分にはシャッターやズームに使えそうなボタン、また詳細は不明ですがダイヤルのようなものもついています。細かい撮影設定が片手でできそうです。さらに底部には三脚穴もあります。
このキットはカメラ関連アクセサリーを出している「SmallRig」から販売されます。SmallRigは過去に同じvivoの「X100 Pro」用のキットを出していました。そちらはブルーのプラスチック製で見た目はかなりカジュアル感が強く、X100 Proの高性能カメラを手軽に使おう、という印象の製品でした。今回のヴィーガンレザー貼りの高級感あるカバーとはだいぶ雰囲気が異なります(SmallRigのグリップでvivo「X100 Pro」の動画・写真撮影が自在になる)。
シャオミのキットには67mmのレンズフィルターが装着できます。SmallRigのキットも過去のX100 Pro用同様、このX100 Ultra用も67mmフィルターに対応。今後スマートフォンに適したフィルターセットをフィルターメーカーが出すようになるかもしれません。
なお、vivo X100 Ultraの中国での価格はメモリー構成が12GB+512GBで6499元(約14万円)。日本上陸予定はありませんが、最強カメラフォンと言える製品だけに、ぜひ使ってみたいものです。
「スマホ好き」を名乗るなら絶対に読むべき
山根博士の新連載がASCII倶楽部で好評連載中!
長年、自らの足で携帯業界を取材しつづけている山根博士が、栄枯盛衰を解説。アスキーの連載「山根博士の海外モバイル通信」が世界のモバイルの「いま」と「未来」に関するものならば、ASCII倶楽部の「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」は、モバイルの「過去」を知るための新連載!
「アップルも最初は試行錯誤していた」「ノキアはなぜ、モバイルの王者の座を降りたのか」──熟練のガジェットマニアならなつかしく、若いモバイラーなら逆に新鮮。「スマホ」を語る上で絶対に必要な業界の歴史を山根博士と振り返りましょう!
この連載の記事
-
第728回
スマホ
Xiaomi 14Tにフィルター装着できるMagSafeケース、香港の予約特典に登場 -
第727回
スマホ
Galaxyの2025年モデルがいよいよ登場「Galaxy A16 5G」が販売開始 -
第726回
スマホ
1700万円のシャオミ製スーパースポーツEV「SU7 Ultra」を広州モーターショーで見た -
第725回
スマホ
この冬一番の注目スマホ、超薄型折りたたみの「心系天下W25」がサムスンから登場 -
第724回
スマホ
駅名ごとGalaxy! クアラルンプールの「Samsung Galaxy駅」がスゴすぎた! -
第723回
スマホ
レトロデザインが可愛すぎる!? Nokiaケータイ風リュックの良さを知ってほしい! -
第722回
スマホ
iPhone 16発売直後の深セン、中国でも中古買い取りショップと転売が盛況 -
第721回
スマホ
日本と変わらぬ熱気がスゴイ! 中国・深セン版「ポタフェス」に行った -
第720回
スマホ
USBケーブルや電源プラグに4G内蔵も! 進化するモバイルルーターたち -
第719回
スマホ
ドイツでも人気のシャオミのスマホ、ライカカメラで注目を高める -
第718回
スマホ
毎月の無料ギフトが楽しみなドンキのSIM「マジモバ」を契約してみた - この連載の一覧へ