手軽さと高機能を両立!
多様なオーディオ再生、FM局の受信にも対応
レトロスピーカーに限らずほとんどのメディアプレーヤーと呼ばれるジャンルの商品は、多様な入力媒体に対応している。レトロスピーカーもUSBメモリー、microSDカード、AUX IN、FMラジオ、Bluetoothの5種類のソースに対応している。
実際の操作では前述のモード切替ボタンを押すと、現在接続しているデジタルソースの名前を発話して押すごとに自動切換してくれる。現在の筆者の場合は「PLAY BY USB DRIVE」「PLAY BY TF CARD」「AUX MODE」「FM MODE」「BLUETOOTH MODE」と発話してモード切替ボタンを押すたびにループする。
比較的簡単にメディアを挿抜できて音楽ソースの切替ができるのがUSBメモリーだ。対応サイズは128GBまで。レガシーなUSBメモリーの場合の一番の問題点はそのサイズだ。長さのあるUSBメモリーの場合はレトロスピーカーに直角位置関係で挿入するので長さが邪魔をして壁面に接するようにレトロスピーカーを設置できない。
microSDカードであればほぼ90%以上は、レトロスピーカーのmicroSDポートに埋没する構造なので最適だ。比較的挿抜は簡単だがスマホのmicroSDカードと同様どちらかと言えば頻繁に交換する音楽ソースなどには向いていない。対応サイズはUSBメモリー同様128GBまでだが筆者はお気に入りの数百曲のMP3やWAVの音楽ファイルを収録して原稿書きのBGMとして楽しんでいる。
FMソースは、背面のアンテナを引き伸ばした方が感度は良さそうだ。周波数帯域は76MHz〜108MHz。最初の頃はアンテナを2段ほど伸ばした状態で聴いていたが、最近では出荷時のまま折り畳んだままで聴いている。東京都内ではFM放送も、よく聴いている93.0MHzのニッポン放送などのワイドFMも極めて快調だ。FMアンテナを伸縮することもなく、ほぼ100%の音楽ソースをmicroUSBに収納して背面のスロットに挿入しているので日常的操作は上面の4つのボタンだけだ。
AUX INモードも捨てがたい。先日手に入れたサウンドバーガーをレトロスピーカーにAUX INで接続してみた。本体にパワーアンプの内蔵していないサウンドバーガーは、パワーアンプ内蔵のスピーカーでなければ極めて小さな音でしか再生できないのが弱点だが、出力5Wのレトロスピーカーなら迫力あるサウンドでレガシーなLPレコードの再生も簡単だった。
さて最後はレトロスピーカーの本来のウリであるBluetooth(Ver5.3 )接続による音楽再生だ。今回も筆者のここ半年ほどのサブスマホ機であるmotorola razr 40をレトロスピーカーとBluetooth経由で接続してみた。
接続はレトロスピーカーのモード切替ボタンを押して「Bluetooth Mode」をセレクトして、スマホの設定側で「SPKAS19」を見つけてレトロスピーカー背面のLEDインディケーターを見ながらペアリング設定するだけだ。
レトロスピーカーはUSBドライブポートととmicroSDスロットを持ち、単純計算なら5万曲以上のMP3音楽を連続再生可能だ。またワイドFM対応のチューナー、AUXオーディオ端子を備え従来のアナログオーディオとの連携も簡単だ。そしてBluetooth 5.3でスマホやPCと接続もできる。内蔵充電池が心配ならmicroUSBケーブルでずっと電源供給すれば大丈夫だ。ここまでできて3278円は間違いなく衝動買いアイテムの筆頭だ!
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今回の衝動買い
・アイテム:ゲオ「FM付き レトロスピーカー」(GRFD-SPK AS19)
・購入:ゲオ
・価格:3278円
T教授
日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
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