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MWC Barcelona 2024レポート 第20回

原神の「刻晴」スマホが海外で登場! デュアルチップ搭載ウォッチをOnePlusが発表

2024年03月12日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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原神

 OnePlusはMWC Barcelona 2024に合わせ、2月25日に新製品発表会を開催。原神キャラクターをモチーフにしたスマートフォンと、2つのチップを搭載し消費電力を抑えたスマートウォッチを発表した。

刻晴(こくせい)のスマホがグローバル登場
パッケージや付属品もオリジナル仕様

 スマートフォンの新製品は2024年1月に発売した「OnePlus 12R」のバリエーションモデルで、原神とコラボしたスペシャルモデル「OnePlus 12R Genshin Impact Edition」だ。OnePlusはこれまでにも原神コラボモデルを出していたが、中国国内のみでの販売だった。2022年には「胡桃」をモチーフにした「OnePlus Ace Pro 原神限定版」を発売している。

 今回のモデルは中国向けに「OnePlus Ace 3 原神刻晴特別版」として販売されるほか、グローバルではOnePlus 12Rモデルとして販売される。なお、OnePlus Ace 3とOnePlus 12Rは同型モデルだ。

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グローバル展開される「OnePlus 12R Genshin Imact Edition」

 OnePlus 12R Genshin Impact Editionは原神のキャラクター「刻晴」をモチーフにしている。デスクトップや待受画面などに刻晴のテーマが標準搭載されている。

 OnePlus 12Rの主なスペックはチップセットがSnapdragon 8 Gen 2、ディスプレーは6.78型(2780×1264ドット)、リフレッシュレート120Hz、最大輝度4500nitとなる。カメラは5000万画素+800万画素超広角+200万画素マクロ、バッテリーは5000mAhで100W急速充電に対応する。

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刻晴のテーマがプリインストール

 背面にも刻晴の世界観をそのままプリント。表面はざらつきがあり光沢を抑えた仕上げなので、指紋の跡は残らない。ほかのOnePlusのモデルでは目立つ背面の「1+」ロゴも、このモデルでは控えめに見える。

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雷楔のデザインなど背面もしっかりと仕上げている

 本体サイズは約75.3×163.3×8.8mm、重さ270g。左側面にはマナーモード切替スイッチ「Alart Slider」も搭載している。

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側面とAlert Slider

 刻晴の姿が描かれた専用のケースも付属する。発表会では「刻晴といつも一緒にいられる」スマートフォンを作り上げたと説明された。

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付属のケース

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ケースを装着したところ

 テーマは複数がインストールされており、壁紙も数種類から選ぶことができる。アプリアイコンも菱形の専用のものとなっており、グーグルサービスの一部は一般的なアイコンだが、周囲を菱形で囲っている。また、通知などに使われるアラート音には刻晴のボイスやテーマ音などがプリインストールされている。

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アイコンは専用。テーマは複数を用意。刻晴のアラート音も入っている

 パッケージは一般的なスマートフォンよりかなり大きい。これはケースなどの付属品のほか、アクリルスタンドなど刻晴グッズも同梱されているためだ。

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大きなケースも刻晴デザイン

 付属品はケース、ケーブル、充電器に加え、アクリルスタンド、缶バッジ、マグネットバッジセットが同梱される。SIM取り出しピンも専用デザインのものを用意した。

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付属品には刻晴グッズもある

 SIM取り出しピンは雷楔のデザイン。細かいところまでこだわるのは中国メーカーのスマートフォンのコラボモデルではよくあることだ。このピンだけでも別売してほしいと思う人も多いだろう。製品予約は2月28日に開始され、インドでは49999ルピー(約9万円)で3月19日、アメリカでは649.99ドル(約9万8000円)で3月21日、ヨーロッパでは749ユーロ(約12万2000円)で3月28日に発売となる。

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SIMピンも特注デザインだ

2つのチップセットで100時間使える
Wear OSウォッチ「OnePlus Watch 2」

 OnePlus Watch 2は同社2機種目となるスマートウォッチだ。Wear OSを搭載しアプリが使えるなど性能を高めつつ、長時間の利用が可能な実力あるモデルである。

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OnePlus Watch 2

 OnePlus Watch 2は長時間駆動を可能にするため「2つのチップセット」「2つのOS」を1台のスマートウォッチに搭載した。クアルコムのスマートウォッチ向けチップセットSnapdragon W5はWear OSを使う高パフォーマンスなタスクを行なう。一方、BES 2700 MCUはRTOS(リアルタイムOS)で動作し、通知や電話、バックグラウンド作業やオールウェイズオンディスプレーといったベーシックな機能を担当する。

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デュアルチップ、デュアルOSで長時間利用を可能にした

 設定画面を見ると、Wear OSを搭載していることがわかる。実はOnePlusのスマートウォッチは3年前にも発売されたが、RTOSで動くフィットネストラッカー機能を中心とした製品だった。グーグル系アプリが使えないことから、他社のハイエンドモデルと比べると見劣りする一方、活動量端末としてはリストバンド型モデルも含めライバル製品が数多くあった。そのため初代モデルの評判は思わしくなく、今回のOnePlus Watch 2ではRTOSモデルのメリットを生かしつつ、Wear OSで高性能化させた。

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Wear OS 4.0搭載でグーグル系のアプリも使える

 本体側面には操作用の2つのボタンを搭載する。なおバンドは交換式だ。

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側面ボタン

 ディスプレーは1.43型。バッテリーは500mAhで最大100時間の利用が可能だ。また、60分で満充電可能な急速充電にも対応する。フィットネス機能は数多くのスポーツにも対応。OPPOと共通のヘルスケアアプリ「OHealth」をスマートフォンにインストールすることで、活動量や睡眠時間の記録ができる。

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1.43型ディスプレーを搭載

 Wear OS搭載となったことでグーグルウォレットに対応。スマートウォッチでの支払いや、航空券などのチケットをスマートフォンを出さずに利用できる。スマートフォンのコンパニオンとして、より使いやすい製品に進化している。

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高度なアプリが使える点がWear OS搭載のメリット

 OnePlus Watch 2はヨーロッパで2月26日から予約が開始され、発売日は3月4日。価格はアメリカでの価格は329ユーロ(約5万4000円)となっている。またインド(24999ルピー、約4万5000円)やアメリカ(299.99ドル、約4万5000円)、イギリス(299ポンド、約5万7000円)でも発売予定だ。

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3月4日から発売中

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