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MWC Barcelona 2024レポート 第10回

カメラがロボットっぽい!? バロセロナで先行公開のNothing Phone (2a)を見てきた!

2024年02月29日 13時05分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII

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正式発表は3月5日だが、MWCのパーティーで外観だけ公開
(1)より性能は上?な「Nothing Phone (2a)」

 MWC 2024に合わせて、2月27日にNothing Technologyが最新モデル「Nothing Phone (2a)」をお披露目しました。と言っても、「はい、どうぞ」と手渡されて試せたわけではありません。同モデルは3月5日に正式発表されることが予告されています。今回はメディア向けのパーティーで、透明のケースに飾った状態で公開されました。なので、ただ見ただけです。触れてはいません。

Nothing Phone (2a)

Nothing Phone (2a)がお披露目。ただし、今回はケースの中に入っているだけだった

 Nothing Phone (2a)に関する情報は、すでにNothingがSNSで小出ししているので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。「Nothing Phone (2)」の廉価版という位置付けです。ですが、「Nothing Phone (1)」よりも満足度が高い製品に仕上がっているとのこと。すでに日本向けの公式サイトにも製品画像が公開され、日本でも発売することが明らかにされています。

 メディア向けパーティーはバルセロナ市内のレストランで開催。おそらく100人以上のメディア関係者が参加していたと思われます。店内にはNothing Phone (2a)がデザインされたパネルが設置されていて、そこに登場したのは、Nothing Technologyの共同創業者の1人で、マーケティングを担当するアキス・イワンジェリディス氏です。

Nothing Phone (2a)

パーティー会場にはNothing Phone (2a)の大きなパネルが置かれていた

Nothing Phone (2a)

そこにアキス・イワンジェリディス氏が登場。日本向けの製品説明会にもオンラインで登場する、メディアにはおなじみの方だ

 イワンジェリディス氏は「私たちがNothingを始めたのは3年以上前。当時はパンデミックの真っ最中でした。それから3年半、私たちは250万台以上の製品を販売しました。難しい業界で、これだけの成果を上げたことを非常に誇りに思っています」と語りました。

 新しく発表する製品については「この製品は、私たちが最初に作ったスマートフォンのコンセプトに非常に近いんです。だから、すごく楽しみなんだ。すごく興奮しているよ」と熱く語り、来場者と一緒にカウントダウン。そして、Nothing Phone (2a)が披露されました。

Nothing Phone (2a)

3月5日の発表会を予告する布に隠された何かが数台置かれていた

Nothing Phone (2a)

そしてNothing Phone (2a)が登場した

今回公表されたのはホワイトのみ
ブラックはない? それとも正式発表時?

 Nothing Phone (2a)のサイズは、Nothing Phone (2)と同等と思われます。(2)のカラバリはホワイトとダークグレーの2色ですが、パーティーで公開された(2a)はホワイトだけだったので、(2a)は1色だけなのかもしれません(まだ隠しているのかもしれません)。ボタン配置は(2)と同じ。右側に電源ボタン、左側に音量ボタンがあります。従来モデルも同じ配置ですが、Androidの一般的な配置ではなく、iPhoneと同じ配置なので、iPhoneからの乗り換えを意識しているのかも。

Nothing Phone (2a)

右側面に電源ボタン

Nothing Phone (2a)

左側面に音量ボタン

Nothing Phone (2a)

上部はマイクのみ

 底部はしっかりとは見えなかったのですが、(2)と同じようにSIMスロット、USB-Cポート、スピーカーを搭載しているはずです。イヤホンジャックは非搭載。

 これまでの2製品との大きな違いは2つあります。まず、デュアルカメラの位置が、左上の縦並びから中央の横並びに変わりました。スマホのカメラとしてはユニークな配置で、ロボットの目玉にも、豚の鼻のようにも見えたりします。

Nothing Phone (2a)

デュアルカメラを横並びで配置。透けて見える部分のデザインも変更されている

Glyph Interfaceはカメラ周りのみに
SoCはDimensity 7200 Pro、メモリーは12GBと公表済み

 もう1つは、Nothing Phoneの最大の特徴である「Glyph Interface」。従来モデルは背面パネルの広い部分にLEDが搭載され、着信時などにまぶしいほどに光りますが、(2a)で光るのはカメラ周りの3ヵ所だけのよう。これを物足りないと感じるか、これくらいで十分と思うかは分かれそうですね。このあたりも製造コストを抑える要因になっているのでしょう。

 Nothing Phone (2a)の詳細なスペックは公開されていませんが、プロセッサーに「MediaTek Dimensity 7200 Pro」を採用し、メモリー12GBであることなどは明らかにされています。価格は400ドル(約6万円)という噂が流れていますが、どうなんでしょう。本当だとしたら、ミドルハイクラスにしては安いように思います。正式は発表を待ちましょう!

Nothing Phone (2a)

Nothingは、MWC 2024には出展していないが、どこかから「BEST OF MWC」という評価を受けたようだ


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