ゲームでも、仕事でもガッツリ使えるというのも、75%のよさ
実際に使ってみると、日常使いとゲーム、この2つを両立することが可能なサイズ感はやはり心地よい。冒頭でも述べたとおり筆者はFPSを頻繁にプレイするため、モニターと目の距離がとても近い(これ自体は目に悪い気がするので推奨しないが)。
そのためモニターの足の部分とキーボードが干渉しないものを選んで使っていたのだが、K65 PLUS Wirelessでは、それをしっかりクリアしてくれるうえに、横幅が100%と比べて狭いため、WASDに指を置きやすい斜め置きをしてもマウスや身体と干渉しない点が良い。
筆者はゲームライターという仕事柄、日中は文字を入力し、仕事が終わればすぐ(あるいは仕事でも)ゲームを起動する。ゲームに最適ながらも文筆業で多用するファンクションキーや十字キーがそのまま使えるというのはとても便利だ。
軽く心地よいキータッチも、一日中触っていても疲れにくく、駆動時間はバックライトオフ時に、最大266時間と十分なスペックを持っている。一度フル充電すれば1日15時間使っても17日以上は使える計算だ。なお、自動スリープへの移行は1分単位で設定できる。
eスポーツの大会を始めとした取材で遠方に行くことも少なくないのだが、滞在先のホテルでも原稿を書いたり、時間があればゲームしたりすることもある。そういった際に便利なのが、USBレシーバーを収納できるという点だ。こちらはコンパクトなワイヤレスキーボードでも意外とないモデルも多いので、ありがたい。
また、スタンド部分がデフォルト含めて3段階の調節が可能かつ、それぞれのゴム足が大きい点も地味ながら重要なポイントだ。FPSと文筆では高さを変えたいタイプなので(ゲーム時には平らなほうが好き)、スタンドをしまった状態でもしっかりとグリップ感で操作できた。
ここまで述べてきたとおり、K65 PLUS Wirelessは75%という実用性を持ったゲーミングサイズでありつつ、コントロールダイヤルや制御ソフトによる豊富なカスタム設定、心地よいキータッチなど、ゲーミングキーボードとして申し分ないスペックを持っているといえる。
ゲームでも仕事でもちょうど良い75%サイズの上質なキーボードを探しているユーザーや、コントロールダイヤルを多用するユーザー、ライティングにこだわりたいユーザーなどにとっては強力な選択肢の1つとなるだろう。
(提供:CORSAIR)
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