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山根博士の海外モバイル通信 第677回

シャオミのカメラフォン「Xiaomi 13T」をデジカメ風にするグリップキットを試す

2023年12月06日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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Xiaomi

Xiaomi 13Tをデジカメのように使おう

スマートフォンをカメラにするキットが登場!

 シャオミの「Xiaomi 13T」「Xiaomi 13T Pro」は日本及び中国以外のグローバル市場で販売される同社のフラッグシップカメラフォンです。高性能なカメラを搭載するモデルだけに、写真撮影がしやすいようにと、海外ではXiaomi 13T用のカメラキットが提供されています。

 マレーシアなどではこのキットをシャオミストアで販売、香港などではXiaomi 13Tを買うと無料でもらえるという太っ腹なキャンペーンも行なわれています。

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Xiaomi 13Tカメラキットのパッケージ

 パッケージは「カメラグリップ」「カメラストラップ」「ミニ三脚」がセットになっています。今回はこのカメラグリップが使いやすかったので紹介しましょう。

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3つの箱それぞれに「カメラグリップ」「カメラストラップ」「ミニ三脚」が入っている

 こちらがカメラグリップ。大きなグリップが握りやすく使いやすそうです。また前面には大きな白色LEDライトも内蔵。上部にはアクセサリーシューもあります。さらにBluetoothによるシャッターボタン、ズームの大小ボタンも備えます。そしてうれしいのは正面にシャオミのロゴが入っていること。シャオミ純正品らしい外観になっています。

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シャオミロゴ入りのグリップだ

 背面を見るとスマートフォンを保持するクリップが見えます。つまり、Xiaomi 13T専用ではなく、ほかのスマートフォンにも使うことが可能です。なお、クリップの幅は58~86mmの間で可変なので、ほとんどのスマートフォンに対応するでしょう。そして側面にはLEDライト用の内蔵バッテリーを充電するためのUSB Type-C端子も備えています。

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クリップ式でほかのスマートフォンにも使える

 シャッターボタン部分はマグネットで脱着式になっており、この部分をBluetoothシャッターリモコンボタンとして使えるのも便利。写真では見えないのですが、グリップの底面には三脚穴も開いているので、スマートフォンを三脚に固定してリモコンを使った撮影もできるわけです。

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シャッターボタン部分はマグネットによる脱着式

 さて、実はこのカメラグリップ、UURIGの「PH-10」という製品によく似ています。ということは同製品をシャオミ向けにロゴやシャッターボタンを変えた製品なのかもしれません。PH-10は単体で買えますからカメラグリップが必要な人も購入できますが、今回紹介するキットのグリップにはシャオミのロゴが入っており、シャオミユーザーならこちらを使いたいと思うでしょう。

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おそらくオリジナルと思われるUURIGの「PH-10」

グリップをしっかり握れるので撮影しやすい

 実際にXiaomi 13T Proに装着してみました。サイズはしっかりマッチしており、デザインも悪くありません。そして、どことなくカメラのようにも見えます。LEDライトがレンズのような印象を与えてくれるからでしょうか。

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装着してみると悪くない

 このまま片手で持ってみるとグリップ部分をしっかりと握れるので、撮影もしやすいと感じました。動画を撮るときにも手ブレしにくくなるようです。シャッターの位置も悪くなく、撮影がより楽しくなります。

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使い勝手は結構良い

 スマートフォン単体写真を撮るときは親指を使ってシャッターを切りますが、グリップなら人差し指なのでより押しやすいわけです。アクセサリーシューにはグリップ本体のLEDライトよりも強力なライトなどをつけて使うのがよさそう。

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人差し指でシャッターを切れる

 グリップ本体のライトもかなり明るい光を放ちます。グリップ上部の電源ボタンを押すことで光量が30%→70%→100%と切り替わります。夜間のポートレート撮影や、暗所での近距離撮影などに威力を発揮するでしょう。

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LEDライトはかなり強力に光る。このアングルなら底面の三脚穴もわかる

 このまま机の上に置いて、ビデオを撮る用途にも使えます。強力な性能のカメラを搭載するスマートフォンを活用できる、なかなかいいアクセサリーだと感じました。日本でもこのようなアクセサリーをぜひ展開してほしいですね。

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机の上に置くことも可能

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