【追走】松山選手が優勝、藤野選手2位でお台場「秋のTOYO祭」
単走終了時点(=追走ベスト16戦開始時点)でのドライバーズタイトルポイントに目を向けると、藤野選手125、中村選手124、田中選手111、松山選手110、蕎麦切選手109。中村選手と蕎麦切選手は追走進出できないことから、タイトルは藤野選手、田中選手、松山選手に絞られました。追走優勝で得られるポイントが25であるため、藤野選手と田中選手の差が25ポイント以上ついた段階で、藤野選手のシリーズチャンピオンが決まります。
この時点で、藤野選手と田中選手のポイント差は14。藤野選手は単走1位であったことから、ベスト8戦に上がった段階で5位が確定し13ポイントが入ります。すると田中選手との差は27ポイントとなることから、追走で1勝すれば藤野選手のシリーズチャンピオンが決定します。
午後3時頃から始まったベスト16戦。路面は完全にドライとなりました。藤野選手の相手は、今年初めて追走進出を果たした#27 茂木武士選手。藤野選手先行の1本目、逃げる藤野選手に対して、茂木選手は前半に詰めるものの、後半で離されてしまいます。藤野選手98点の走りに対して、茂木選手は92点の走りに後追いポイント10.5の101.5。
運命の2本目。藤野選手は茂木選手に対して常に一定の距離でついていく、王者の走り。茂木選手96点の走りに対して、藤野選手は95点の走りに後追いポイント7.5の102.5。
結果、逆転に成功。この瞬間、大会終了までタイヤのトラブルがでない限り、藤野選手の2017年以来となるドライバーズタイトル戴冠が決定しました。今回、TOYO TIRESはVIP席を用意していたのですが、来場者のテンションは最高潮。ピットに戻る藤野選手は、声援を送る人たちに車内から応えていました。
川畑選手のベスト16戦の相手は、タイの#89 ポップ選手。川畑選手後追いの1本目、常にポップ選手を捕まえて、ポップ選手96点の走りに対して、川畑選手94点の走りながらも13ポイントの後追いポイントを獲得し107。
川畑選手先行の2本目は、まさに無双状態。川畑選手98点の走りに対して、ポップ選手は96点の走りに後追いポイントは4.5。結果川畑選手の勝利となりました。
ベスト8は藤野選手対川畑選手のチームメイト対決。夕方になり、外はだいぶ暗くなってきました。藤野選手先行の1本目、川畑選手は常に横につけて、まるでデモランのよう。藤野選手98点に対し、川畑選手は93点に後追いポイント12。
入れ替えての2本目もデモラン状態。ですが、藤野選手の方が近かったようで、川畑選手98点の走りに対して、藤野選手は96点の走りに後追いポイント14。藤野選手の勝利となりました。
藤野選手ベスト4の相手は、FD使いの#7 松井選手。松井選手は今シーズンここまで調子が出なかったため、来年への継走をみせたいところ。藤野選手の1本目。松井選手はセクター4でついていけず、藤野選手97点の走りに松井選手94点に後追いポイント9。
松井選手先行の2本目は、一定の距離をとった藤野選手。松井選手は97点の走りでしたがゾーン1の不通過減点2がとられて95。藤野選手97点の走りに後追いポイント11.5。藤野選手の決勝進出が決まりました。
決勝の相手は松山選手。藤野選手としては優勝してシリーズチャンピオンを決めた、と言いたいところ。藤野選手先行の1本目。ここでも4セクターがカギをにぎり、松山選手はついていくことができません。藤野選手97点に対して、松山選手は95点に後追いポイント8。
入れ替えての2本目。一気に逃げる松山選手。藤野選手は前半でついていくことはできませんでしたが、後半で差を詰めます。松山選手99点の走りに対して、藤野選手は96点の走りに対して後追いポイント7で103ポイント。
結果2点差で松山選手が今季初優勝。松井選手は今季最上位の3位入賞したことから、TOYO TIRES勢が表彰台を独占しました。お台場での「青vs赤」の対決は青の勝利となりました。
さらにこの大会はJAFカップ大会だったことから、藤野選手は単走優勝のJAFカップが贈呈され満面の笑みをみせました。
その後、年間表彰され、藤野選手はうれしい賞金300万円をゲット。チームも年間ランキング1位を獲得。藤野選手にはさらに単走チャンピオンもあり、Team TOYO TIRES Driftと藤野選手は今シーズンのタイトルを総ナメしました!
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