マルチで活躍するイヤフォンだが、FPSはゲームアンプと組み合わせが必要?

フィット感や疲れにくさ重視なら最適、ゲーミングイヤフォン「Razer Moray」を試す

2023年11月01日 19時00分更新

文● Okano 編集●八尋/ASCII

「Razer Moray」

 「ゲーミングイヤフォン」というジャンルは、案外幅が狭いと思うのは筆者だけではないはずだ。ゲームではボイスチャットが重視されるからか、マイクがついたヘッドセットは各社多く展開しているが、音を聞くだけに特化したイヤフォンとなると数は非常に少ない。

 そんな中、Razerから初となるインイヤーモニター「Razer Moray(2万1980円)」が2023年7月28日に流星のごとく現れた……といえればよかったのだが、残念ながらFPS好きの筆者としては、個人的には超お気に入り! とはならなかった。FPSなどで求められる定位、音楽や映画鑑賞などに耐えうる音質、取り回しの良さや扱いやすさなどにフォーカスしつつお伝えしたい。

個人的オススメポイント1:デザインがいい!

 Razerはゲーミングライフ全体を支えるような展開の仕方が特徴的だが、それを裏付けるようにデザインに気がつかわれている印象を受ける。本体は光沢仕上げで、価格以上の高級感を演出している。性能とは直接関係ないが、ゲーミングデバイスを“見た目重視”で購入するなら満足できるかもしれない。

バランスドアーマチュアドライバーとダイナミックドライバーのハイブリッドデュアルドライバー音響設計を採用している

光沢仕上げで高級感がるデザイン。ケーブルは着脱できる

個人的オススメポイント2:付属品が豊富

替えのイヤーピースはシリコンとフォームタイプ、それぞれS・M・Lの3種類が付属している

 付属品に目を向けると、イヤフォンがすっぽり収まるキャリングケースがある。硬めの素材で鞄やポケットに入れても衝撃や負荷がかからないのはいいポイントだ。また、替えのイヤーピースもあり、シリコンとフォームタイプ、それぞれS・M・Lの3種類が付属している。タイプによって好みがわかれるので、別途用意しなくてもいいのはうれしい。

キャリーケースもカッコいい

個人的オススメポイント3:フィット感はかなり良好

フィット感がかなり良好なのは、人間工学にこだわるRazerらしい完成度だ

 人間工学をうたうだけあって、耳への装着感はとてもいい。(人間によって異なるが)自然と耳にフィットするうえに本体が大きすぎないため、重さもほぼ感じない。確かに長時間ゲームや配信をするうえで、疲れないデザインになっていると感じる。ここを重要視したいゲーマーにとっては、オススメできる製品といえる。

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