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アバルト初のEV「Abarth 500e」が日本に上陸! 28日から販売開始で限定車もアリ

2023年10月13日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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アバルト

◆コンパクトホットハッチ「アバルト」も電動化
でも走りの楽しさはスポイルしない!

 Stellantis Japan(ステランティスジャパン)は、アバルト・ブランド初の電気自動車「Abarth 500e(アバルト チンクエチェント イー)」を28日に販売すると発表した。価格は615万円から。また発表を記念し、ローンチエディションの「Abarth 500e Scorpionissima(アバルト チンクエチェント イー スコーピオニッシマ)」を、200台限定(630万円)で発売することもあわせて発表した。

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 「Abarth 500e」は、FIAT 500eをベースにスポーティーにカスタマイズした電動ホットッチ。コンパクトな車両サイズはそのままに、モーター出力を87kW(118馬力)/ 220Nmから114kW(155馬力)/ 235Nmへとアップ。42kWhのバッテリーにより、WLTCモードで303km(ハッチバック)、294km(カブリオレ)の一充電走行距離を達成している。

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 気になるのは、その走り。0-100km/h加速は7秒で、これは「Abarth 695」とほぼ同じタイム。20-40km/h、40-60km/h といった中間加速では「Abarth 695」より約1秒早いタイムを記録し、街乗りにおいて「Abarth 695」を超えるパフォーマンスを実現したという。また、ガソリンモデルよりも前後重量配分の改善(57:43)したほか、トレッド幅を60mm、ホイールベースを24mm拡大したことで、クイックなハンドリングと安定性の両立を目指したという。

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 アバルトといえば独特のサウンドが魅力。Abarth 500eでは、運転とスピード、アクセル開度とリンクし、アバルトのレコードモンツァマフラーのエキゾーストノートを忠実に再現した、独自のサウンドシステム「サウンドジェネレーター」を装備。6000時間以上をかけて作り上げられたとのことだ。なお、サウンドジェネレーターは停止時にオンオフが可能だ。

◆内外装はアバルトのスポーティーなイメージに統一

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 エクステリアでは、スポーティーな印象のフロントバンパー、アクセントカラーとしてホワイトを採用したリップスポイラー、精悍な印象を与えるフルLEDヘッドライトなど、コントラストのある引き締まったスタイリングにしたほか、車体の随所にブランドアイデンティティであるサソリのパーツを模したデザインを採用している。

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 インテリアは、ポップなFIAT 500eから一転し、黒を基調としたシックでスポーティーな空間へと変更。インストルメントパネル、ステアリング、ヘッドレスト一体型スポーツシートなど、アルカンターラ素材をふんだんに採用し、高級感のある室内空間を演出している。

 安全装備については、衝突被害軽減ブレーキ、レーンキーピングアシスト、トラフィックサインレコグニション、およびブラインドスポットモニターを、アバルトとして初採用。走りだけでなく実用面でもガソリン車にはない魅力を有している。

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 ボディータイプはハッチバックとカブリオレの2種類を用意。カラーリングはアンチドーテホワイト、ベノムブラック、アドレナリンレッド、アシッドグリーンの4色を用意する。

◆アバルトの電動化は最高のパフォーマンスを追求するため

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Abarth 500eのステアリングを握る打越 晋Stellantisジャパン代表取締役社長

 発売にあたり打越 晋Stellantisジャパン代表取締役社長はオンライン発表会で「世界の自動車マーケットにおけるEVのシェアは顕著に伸びています。昨年から今年にかけては44%の伸びを示し、2030年には新車販売の75%が電気自動車になる予測があります。我々Stellantisグループとしましても、2024年までにはすべてのブランドに電気自動車をラインアップし、2030年には電気自動車の販売台数を500万台にするという計画をたてています」とあいさつ。

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 その上で「もちろんアバルトブランドも例外ではありません。ですがアバルトが電動化する理由はただひとつ、最高のパフォーマンスを追及することです。この目標は70年に渡って鋭くアドレナリンを刺激する、競争力を身に着けるべく、継続し続けてきました。アバルトは今後も常にパフォーマンス、レーシング、スリルを追い求めながら、お客様に感動を与えてまいりたいと思います」と力強く語った。

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