【平野ノラ】片付けによる人生の切り開き術を伝授!KADOKAWAの新事業「brand new ME!」イベントで講演

文●平井 あゆみ

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 40・50代女性の、新しく自分らしい生き方へのライフシフトを応援するKADOKAWAの新事業「brand new ME!(ブラン・ニュー・ミー)」。サービススタートとして刊行されたMOOKの発売記念となるイベント が、2023年8月19日に東京ミッドタウン日比谷・BASE Qホールにて開催された。

 著書『部屋を片づけたら人生のミラーボールが輝きだした。1日15分のノラ式実践法』(KADOKAWA)を刊行しているお笑いタレントの平野ノラが、「片付けで人生が輝き出す!毎日15分の習慣で自分と対話することから始まること」というタイトルで講演を行った。

片付けによって得られた前向きな人生の転機とは

お笑いタレントの平野ノラが登壇!

 イベントには、“ジャングルから出てきた女”をイメージした華やかなファッションと、“南米にいる鳥”をイメージしたアイメイクを施して登場した平野。「これから自分らしく輝いていきたい」というオトナ女子を応援するイベントということで、自分らしさあふれる装いを披露してくれた。

 そして平野は、著書『部屋を片づけたら人生のミラーボールが輝きだした。1日15分のノラ式実践法』の内容の通り、“片づけを通して道を開いてきた”という人生を振り返り。「私は片づけなくしてはここにはいなかったというくらい、片づけをすることによって、人生の転機を好転させてきました」と話し、人生のテンションの上がり下がりを表した「ノラのおったまげ人生グラフ」をスクリーンに映し出して、自らの転機と片づけの相関関係を詳しく紹介していった。
 

片付けの本と出会いってから人生で成し遂げたいことがクリアに

 そんな平野は今年で45歳になるが、31歳で「第2の人生が始まった」と断言。「10代はバレーボールだけをやっていて、高校を卒業した18歳のときに、ミュージカルスターやダンサーに憧れて専門学校の体験会に行ったのですが、小さい頃からやっていた人や、幼い子が活躍していて『もう遅いんだ』と思いまして。18、19歳からお笑い芸人を目指しましたが、20歳までスタートラインにも立てず、1度あきらめたんです。そして28歳までいろいろな仕事を試しましたが、まぁ続かない。10年間、幸せを模索していて、鬱病一歩手前までいって。部屋も汚くて、食べるところがないからお風呂の中でレトルトのカレーを食べていたんですが、そのとき片づけの本に出会って。

 それを読んだときに“部屋の状態と心の状態はリンクしている”ということがわかり、いろんなものを少しずつ捨てて、真っさらになったら、売れるとか売れないとかではなく、やっぱり『もう1度芸人にチャレンジしたい』ってなったんです。このままだと死んでも死にきれないゾと思ったんですよ。31歳で彼ともお別れして、すごい覚悟を持ってお笑い芸人の道に進みました」と、第2の人生がスタートした経緯を解説した。

 その後平野は、34歳頃に“バブリーキャラ”でブレイクするが、「覚悟が必要」との想いから、他の持ちネタ(キャラクター)も断捨離することでブレイクを実現させたのだという。「それは小道具1個を捨てていくだけの作業なんですけど、自分の覚悟に気付ける作業でもあるんです。転換期でものを捨てて、ものと対話することで自分と向き合い、次に進んでいったわけなんです」と話した。
 

自ら考え、人に長く愛されるお笑いタレント”平野ノラ”の魅せ方を変えていった

 さらに、“バブリーキャラ=平野ノラ”で世間に認知された後は、そのキャラすら片づけ。「一発屋ではなく、長く愛される芸人になるためには、“バブル女キャラ”も少しずつ馴染ませていかなくてはいけない。だからテレビに出ながら、誰にも相談せず肩パッドの綿を少しずつ抜いていきました。眉毛も少しずつ細く変えていき、アイシャドウの濃さも少しずつ薄くしていきました。新しい自分にスライドしていきながら、『あれ?(バブル女キャラで使用していた)電話は?』と聞かれたら『それよりおもしろいのを用意しています』みたいな。引き算をして、ネオバブルにシフトチェンジしていきました」とコメント。

 後にブラジャーの広告に出ることでも、素の自分を出すことに成功し「バブルからナチュラルまで仕事の幅がすごく広がりました。これは片づけの作業と通じるものがありました」と、自身の“ライフシフト”について回顧していた。

平野ノラ自身の人生の“ライフシフト”について語る様子

 最後に平野は「初めはそんなに潔くものを捨てられないんですけど。1日15分。5分からでもいいから、ものを捨ててほしいと思います」とメッセージ。「片づけは、誰でも無料でできることで開運術にもなると思う。40代は好みのものや似合うものも変わっていく時期。自分はどう生きて行こうかと、少しずつものと向き合って対話しながら、棚卸ししていってほしい」と、片づけ術について熱く語り、講座を締めくくった。

「1 日 5 分からでもいいから、ものを捨ててほしい」とメッセージを送っていた

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