テレワーク環境を改善するならよい椅子に座ろう!

シンプルでもコダワリが詰まった、18万円台のハイエンドメッシュチェア「Karman」を試した

2023年10月04日 20時00分更新

文● 宮里圭介 編集●八尋/ASCII

本体の調整機能はシンプルだが、アームの調整は細かく可能

 高機能なイスでは自分好みにできる調整機能が充実している製品が多いが、「Karman」はイス本体の調整は非常にシンプル。高さ調整と、リクライニングの角度変更の2つだけだ。

 調整は右側面にあるレバーでできる。レバーのパドルで座面の上下、ダイヤルを回すことで、リクライニング可能な範囲を4段階に絞れる。

上下位置やリクライニング角の調整が可能

最大と最小ではこのくらい角度が変わる

 調整機能がシンプルなのは、ある程度の動きに対してはイスそのものがしなやかに対応、吸収してくれるため、細かな調整をせずとも快適な座り心地となるからだろう。

 これとは反対に、細かな調整を可能としているのがアームレスト部分だ。高さはもちろん、前後の位置、左右の開きまで調整可能で、かなりこだわれる。これは、アームの位置は机の高さや作業内容によって大きく変わるためだ。

右を最高、左を最低の位置にしたところ

前後にスライドさせると、ここまで移動する

左右の向き、開きはかなり調整範囲が広い

 アームレストは外すことができないが、必要ない場合は最低の高さにしておくことでジャマにならない。

価格は高めだがそれだけの価値を感じる

 「Karman」は、価格が18万4980円(ベーシックモデル)~22万9980円(プレミアムモデル)と高めの設定がされているが、座り心地を考慮すれば、なるほど、その値段になるなと納得できるくらいの価値はある。長く使うのが前提であれば、出せなくはない金額だろう。

 とはいえ、購入後数年で壊れてしまえば高い買い物になってしまうため、なかなか思い切れないというのもわかる。しかし、その点は安心してほしい。12年間もの保証があるので、よほどひどい扱いをしない限りは修理してもらえるからだ。

 テレワークは続けたいけど、劣悪な環境で体を壊してしまうのが心配というのであれば、座り心地に優れたイスへと買い替えるのは、最善の選択。まずはどんな座り心地なのか、ショールームで確かめてみてはいかがだろうか。きっと、座り心地の違いに驚くはずだ。

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