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グーグル、チャットAIとの会話内容を検索結果に表示へ。AI版Q&Aサービス状態に

2023年09月28日 12時45分更新

文● 田口和裕

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 グーグルのAIチャットボット「Bard」の「公開リンク」機能を使って会話記録を共有すると、そのページがグーグルの検索エンジンにインデックスされ誰でも検索可能な状態になることがSEOコンサルタントGagan Ghotra氏のXへのポストによって指摘された。

Googleは早期の対策を発表

 同氏のポストには、Bardが作成する公開リンクのURL「site:https://bard.google.com/share/」で検索をかけ、個人の会話記録と思しき公開リンクが多数表示されたスクリーンショットが添付されている。

 そもそも「公開リンク」とは、Bardとの会話の記録を誰かに見てもらうため、公開された状態のページを作成する機能。検索エンジンにインデックスされなかったとしてもURLさえわかれば誰でも閲覧可能だ。

 実際に「教えて site:https://bard.google.com/share/」というキーワードで検索したところ、日本人が作製したと思われる公開リンクも多数表示されていた。

 同氏のポストにはグーグルの公式アカウントである「Google SearchLiaison」から「Bardではチャットを共有することができますが、Google検索にインデックスされることは意図していません。現在インデックスされないように取り組んでいます」と、早期対策を取る旨のリプライがあった。

公開リンクを削除するには

 公開リンクを削除したい時は、画面右上の「歯車」アイコンをクリックして「公開リンク」を選択。

 「ゴミ箱」アイコンをクリックすれば該当公開リンクを完全に削除できる。また、「すべてのリンクを削除」ボタンで一括削除も可能だ。
 とは言え先述の通り「公開リンク」は検索エンジンにインデックスされなかったとしても誰でも閲覧できる状態であることに変わりはない。プライバシーや秘匿情報を入力した会話記録は絶対に「公開リンク」化してはいけないことをしっかり認識しておこう。

 なお、ChatGPTにも同様に公開リンクを作成する機能はあるが、すでにインデックスされないよう対策を取っているようだ。

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