より薄く、より小さく、そして安く
光電融合でバスの出荷数量を増やしていくことがNTTイノベーティブデバイスの役割であると、塚野社長は定義する。
「より薄く、より小さく、そして、安く提供していくことを目指す。IOWN構想により、光のメッシュを世界中に張り巡らせ、デジタルツインの社会を構築し、社会の課題解決やカーボンニュートラルに貢献したい」と意欲をみせた。
普及戦略の最初の鍵となるのは、第3世代の光電融合デバイスである。
「これをしっかりと商品化し、データセンターに入っていくことが経営の土台になる。その上で、第4世代以降の光電融合デバイスによって、圧倒的な飛躍につなげたい」とする。
NTTイノベーティブデバイスの設立によって、いよいよ光電融合デバイスの普及戦略が始動するフェーズに入った。
![](/img/blank.gif)
この連載の記事
-
第600回
ビジネス
個人主義/利益偏重の時代だから問う「正直者の人生」、日立創業者・小平浪平氏のことば -
第599回
ビジネス
リコーと東芝テックによる合弁会社“エトリア”始動、複合機市場の将来は? -
第598回
ビジネス
GPT-4超え性能を実現した国内スタートアップELYZA、投資額の多寡ではなくチャレンジする姿勢こそ大事 -
第597回
ビジネス
危機感のなさを嘆くパナソニック楠見グループCEO、典型的な大企業病なのか? -
第596回
ビジネス
孫正義が“超AI”に言及、NVIDIAやOpen AIは逃した魚、しかし「準備運動は整った」 -
第595回
ビジネス
DX銘柄2024発表、進行する日本のDX、しかし米国よりもここが足りない!! -
第594回
ビジネス
自動車工業会は、今年もJapan Mobility Showを開催、前身は東京モーターショー -
第593回
ビジネス
赤字が続くJDI、頼みの綱は次世代有機EL「eLEAP」、ついに量産へ -
第592回
ビジネス
まずは現場を知ること、人事部門出身の社長が続くダイキン -
第591回
ビジネス
シャープが堺のディスプレーパネル生産を停止、2期連続の赤字受け -
第590回
ビジネス
生成AIに3000億円投資の日立、成長機会なのか? - この連載の一覧へ