Xの公式サービス「X Pro(旧TweetDeck)」で8月17日、同社の有料会員以外は新バージョンにログインできなくなったことが確認された。
X ProはXの閲覧、投稿用ウェブサービス。1画面にタイムラインやリストなど複数のペインを横並び表示できることが特徴で、旧名称のTweetDeck時代から人気のクライアントサービスの1つだ。
同サービスは7月4日に新バージョンを公開した際、今後、利用可能なユーザーを同社の有料会員に限定すると発表。30日間の移行期間を設け、移行期間終了後は無料版のユーザーは利用できなくなるとしていた。
実際には30日が経過して以降も無料版ユーザーにアクセスを開放していたようだが、8月16日頃からX Proを利用できなくなったと主張する無料版ユーザーの投稿がX上で確認できることから、同じタイミングで完全有料化に踏み切ったものと見られる。
8月17日16時現在、筆者が無料版アカウントを持っている家族の協力を得て試した結果は以下の通り。
- 無料版のユーザーがX Proへアクセスするとtwitter.comへリダイレクトされた上、有料会員への加入を促すポップアップが表示される。
- 旧バージョンのX Proには無料版のユーザーもログイン可能だが、ログアウト操作をするとリダイレクトが多すぎる旨のエラーが出てログアウトできない。
旧バージョンでのログアウト失敗は実験環境固有の問題という可能性もあるため参考程度となるが、旧バージョンを利用中のユーザーは念の為注意した方が良いだろう。