Intelligence Designと国際興業は6月28日、埼玉県川口市の協力のもと、同市コミュニティーバス「みんななかまバス」において、エッジAIカメラを利用した乗降人数調査の実証実験を実施すると発表した。
本実証実験では、運行ルートごとのバス利用者の傾向を分析することを目的とし、運行ルートや時間帯ごとの利用者数を把握し、より良い運行計画策定に役立てることを目標とする。
Intelligence Designはカメラ映像からマーケティングや防犯に活用できるAI画像解析サービスを展開しており、同社のエッジAIカメラを使ったAI画像解析サービス「IDEA(イデア)」は渋谷区「ハチ公バス」をはじめとしたコミュニティーバスの乗降人数計測の実績がある。
実証実験では、バス車内にIDEAを設置し、リアルタイムで乗降人数、属性情報(性別・年代)を計測。さらには、バスOD情報(利用者ごとの乗降場所の推定)も取得して停留所ごとの利用状況も分析。また、AIカメラの有効性を検証するとともに、リアルタイムで計測可能なデータの活用方法について検討する。なお、本実証実験では個人を特定できる情報は扱わず、利用目的に必要な範囲で映像から抽出した特徴データを使用する。
実証実験実施概要
日付 :6月19日~7月28日(予定)
場所 :川口市コミュニティーバス「みんななかまバス」川口・鳩ヶ谷線/新郷循環/南平線
解析内容:乗降人数・属性情報(性別・年代)の解析、利用者ごとの乗降場所の解析